Haures, The Dreaming Duke/夢見る大公
痕跡霊レベル6
ホーレスはその召喚者に対し、幻術を作り出し、彼らの思考を守護し、ゴーストのように物質を通過する能力を付与してくれる。
伝説
人間の歴史は、その民を恐怖させた強大な君主、ホーレスの名と共にある。彼が玉座に登ってから彼が死ぬまで、彼は自らの臣民を城の建造のために働かせ続け、絶えずその威厳と力を増大させようとした。
城で働く者たちは、ある部屋を建築しても翌日には前日の仕事の成果が何一つ残されていないため、また同じ部屋を建築することになったという、奇妙な話を持ちかえってきた。
その後、こうした話を語った者は城の中で行方をくらますようになり、二度とその消息を聞くことはなかった。
最初の数年間は附属建築によって城は大きくなっていったものの、その後は恒常的に建造が続いたにも関わらず、城の大きさはいつまで経っても変化しないように見えた。
ホーレスが死んだとき、彼の臣民たちは歓喜して城を攻撃し、その壮大な建造物を略奪して焼き打ちにしようとした。
群衆は城が空っぽであることを発見し、何の装具もないことに気付いた。
混乱し脅えた群衆はその場を立ち去り、すぐにその城と周辺の土地には幽霊が出没するという噂が立ち始めた。
バインダーの学者たちは、彼らがホーレスの失踪とその城の建造の奇妙な様子の謎の答えを知っていると信じている。
彼らの伝説によれば、ホーレスは全く人間ではなく、強力なラークシャサのソーサラーが変装したものだったという。
彼が建造させた建物の大部分はエーテル界に建てさせたものであり、ホーレスはその地でゴーストとして存在し続けるつもりであったのだ。
彼は死後の生活もできうる限り生前と全く同じものにしたいと望んでいたため、臣下たちを使ってエーテル界に彼の城の精密なレプリカを建造させ、真実を覆い隠すために作業現場を幻術を用いて覆っていたのであった。
彼の人生の最後の月に、ホーレスはその霧深い領域にたくさんの生きている家来とアンデッドの家来を招き寄せ、生前同様の快適な暮らしができるようにした。
彼の死後しばらく、ホーレスは物質界とエーテル界の両方で過ごした。
ゴーストである彼は、物質界にある腐食した城を眩い幻術で覆い隠し、暖かい光で旅人を惹きつける贅沢なパーティの様子の幻を投げかけていた。
その後、突如としてパーティを終了させ、ゲストを寒々しい廃城の中に取り残し、彼らが恐怖に震える様を見て楽しんだ。
何年も過ぎ去ると、敢えて彼の住居に入ろうという勇気のある者はほとんどいなくなり、ホーレスは自らの退屈を紛らわすためにその幻術のパーティを開くようになった。
彼の正気は怪しくなっていき、物質界とエーテル界の境界や、幻術なのか彼自身の想像による経験なのかといったことの区別がつけられなくなっていった。
あるとき、ホーレスは夢と現実、幻術と想像、そして生と不死の境を区別する感覚の全てを失った。
こうした認識の壁の完全な崩壊によって、彼は速やかに痕跡霊と化したのだった。
霊の発現
初め、ホーレスは何もないところを闊歩する幽霊のような虎の姿で発現するが、速やかにその姿はハンサムで着飾った精力的で健康的に見える中年の男の姿に変わる。
そしてたちまち、彼の姿は召喚者の目の前で腐敗し始めゾンビのような姿へと腐り果て、その後幽霊のような非実体状になり、さらに輝く冠と紫のローブを着た骸骨の虎へと変化する。
この虎の姿はすぐに冠とローブを失うが、代わりに幽霊のような肉体を獲得し、再びこの幽霊の虎から一連の変化のサイクルが繰り返される。
ホーレスは、彼が生きている人間の姿をとっている間のみ召喚者を認識しているように見え、その短い間のみ話をする。
徴候
君がホーレスを呪縛している間、ラークシャサと同じように本来手の甲であるべき場所が掌になる。
手の甲を上になるように手を返すと、君の親指は普通と反対側に突き出る事になる。
この配列の違いによって【敏捷力】、呪文発動、物品を扱う能力、技能の使用に何らかの影響が出ることはない。
影響
ホーレスの影響下にある時、君はエキセントリック(常軌を逸した人物)になり、しばしば自分自身や空想の友人と話をする事になる。
さらに、君が自分で作り出したのではない幻術と遭遇しそれを看破したのなら、ホーレスは君に対してその範囲に自発的には入らないように要求する。
付与能力
Granted Abilities
ホーレスは君の精神を狂気から守護し、ゴーストのように移動することができるようにしてくれると共に、感覚を騙すパワーを与え、とてつもない恐怖で他者を殺害する能力を付与してくれる。
排斥する精神
[精神]ダメージ、感情を探知したり思考を読んだりするあらゆる効果、占術呪文、そして魅了状態に対する完全耐性を得る。
君の精神に影響を与えたり、君に関する情報を得たりするために使用されるウィッシュ呪文やそれに類する効果ですら阻止する。
非実体の移動
他のクリーチャーや物品を、それらがあたかも移動困難地形であるかのように、通り抜けて移動することができる。
君が物品の内部でターンを終えたなら、1d10[力場]ダメージを受ける。
上級幻像
君は、呪文スロットを消費することなく、構成要素も必要とせずに、あたかも3レベル呪文スロットを使ってメジャー・イメージ呪文を発動したかのように幻術を作り出すことができる。
幻の殺し屋
君は、呪文スロットを消費することなく、構成要素も必要とせずに、あたかも4レベル呪文スロットを使ってファンタズマル・キラー呪文を発動したかのように幻の殺し屋を生み出すことができる。
いったんこの能力を使用したなら、君は大休憩か小休憩を取り終えるまで、再びこの能力を使用することはできない。
最終更新:2017年03月20日 22:26