聖獣降臨編
聖獣降臨編
ドラマCDを経て、一番最初にアニメになった作品
元が『天使のしっぽ』の敵役だった彼らを主人公として描いたスピンアウト物だった
『天使のしっぽ』の名残は所々に残り、舞台も現代のものとなっている
この頃の名残で、しばらくの『セイント・ビースト』の作品には「四聖獣」のサブタイトルが付いている
しかし、話の流れ的には、それらのほとんどは六聖獣の話である
『セイント・ビースト 四聖獣~聖獣降臨編~』
守護聖獣たちの敵役だった四聖獣たちが、彼ら守護天使たちと和解し、女神ユキの下、下界に起こっている「守護聖獣たちの行方不明事件」とちらつく不穏な陰を四聖獣に解決してもらうと言うのが趣旨
主人公は、ゴウ、シン、レイ、ガイの四聖獣
ユダとルカはかつての仲間でありながら袂を分かち、現在は地獄に封印されていると言う設定
ある日、封印が弱くなったところをユダとルカが破壊し、地上に現れる
かつての自分たちを地獄に封印せし神への復讐を心に誓って、まずは守護聖獣たちを自分たちの意のままに操ることを画策
ユダが復活したことを知ったシヴァは、彼らの前に膝を折り、彼らの仲間となり手助けをする
それは、四聖獣であるゴウたちの邪魔をすることに他ならなかった
地上に降臨した四聖獣たちは、一人の守護聖獣と出会う
ゴウの知り合いであった彼女は、かつての彼女ではなかった
何か別の邪悪なる力を得、それによって、彼らを邪魔者扱いするのだ
不穏な陰を感じ取った四人は、それが何ものによるのか、薄々感じていた
ある日、女神ユキは、ゴウを呼び出し彼に頼みごとをする
放浪天使となったキラとマヤの兄弟に、天界に帰る様に説得してくれと
やがて見つけたマヤは、あるお屋敷に居ついているユリアたちに執着していた
兄キラとも、そのことで喧嘩し、今はお互い離れ離れなのだと
自らが死していることにさえ気付かないまま、姉妹は自分たちの屋敷であったそこにいついてしまっていたのだった
マヤの持つ霊魂を操れる能力で、二人の母親を呼び出し説得させ昇天させることに成功する
それに加え、兄キラが登場
ゴウは女神の元に帰れと言うが、マヤはユリアの遺言だとして、二人が住んでいた屋敷にみんなで住もうと言い出す
下界での居住の拠点を確保できた四聖獣たち
やがて、不穏な陰の正体が明らかになる
一番戦いたくなかった相手――ユダとルカ
彼らが、今回の黒幕であることに少なからず衝撃を受ける四人
堕天する前の彼らとの思い出を封印し、彼らと戦う決意は固まる
しかし、思った以上にユダとルカの勢力は強く、その毒牙にかかっていく守護天使たち
そんなある日、姉妹の守護天使を救うべくシンが究極奥義を放つ
シンの究極奥義は、使用した後、その天使としての力のほとんどを使い物にできなくなるくらいに力を使う
その回復の間に、ユダとルカは大規模な守護聖獣捕獲を企てた
天界での聖霊祭の再現をしようと、守護天使たちが集まった満月の夜
守護天使たちを一網打尽にして、地獄へと引き摺り落とした
その騒ぎに巻き込まれそうになったキラとマヤ、ツバサとアユミとタマミは、掛けつけた四聖獣たちの力と、敵であるユダの力で、なんとか脱出に成功する
囚われし守護聖獣たちを救い出す事と、堕天使となってしまった地獄の住人 ユダとルカとの決着を付ける事を、改めて心に誓う四聖獣たち
平和な未来を勝ち取るために、彼らは戦う
強大な力を持つユダとルカの前に、四聖獣たちはどれだけのことができるのか……
途方もない戦いかもしれない
例えそれが幻想でしかなくても、彼らは自らの信じる未来に向かって、一歩を踏み出すしかないのだから……
※他の設定を知りたいときはこちらからどうぞ
最終更新:2008年11月22日 10:27