ラミネート装甲

ラミネート装甲

アークエンジェル級に採用されている特殊装甲。一部分で受けた攻撃エネルギーを装甲全体(艦全体)に拡散させることで損傷を軽減する。ビームのエネルギーを熱エネルギーに変換するため、排熱に問題がなければ、ビーム兵器を無力化することができる。
ちなみに「ラミネート」とは『積層』という意味である。つまりラミネート装甲とは従来の分厚い1枚物の装甲ではなく、ある程度薄い装甲(もしくは異なる性質を持つ装甲)を何層かに重ねる事で従来の装甲と同じ厚さと強度を持たせた装甲と思われる。ただ、1枚物の装甲に比べ構造が複雑となる分だけコストが高騰するのは避けられず量産には向かないため、特別に設計された旗艦クラスの戦艦やごく一部のモビルスーツにしか使用されていないようである。

現実に、第三世代主力戦車などに採用されているチョバムアーマーや中空装甲なども積層装甲(または複合装甲)の一種である。しかし、劇中の様に対ビーム能力などは考慮されていない。それは、そもそも有効なビーム兵器が実用化されていない21世紀初頭の段階では必要性がない。従って21世紀初頭に於ける積層装甲の役割は靭性と強度など高レベルの防弾性(貫通力の分散、特殊弾頭のエネルギー分散)にあり、劇中とは別種の技術と考えることが妥当である。

後に改良が加えられ、105ダガーなどの地球連合軍製モビルスーツにフェイズシフト装甲の代わりとして使われている。また、ザフトではフリーダムジャスティスのアンチビームシールドに使用されている。

○長所
MS及び戦艦の主兵装のビーム兵器化が進む中、ビームによる損傷を軽減出来るラミネート装甲を搭載するアークエンジェル級は他の艦と比べると戦闘時に有利に戦える。さらに排熱が間に合う限りビーム兵器に対してはほぼ無敵となる。
○短所
排熱が間に合わなくなると装甲全体が致命的ダメージを受けるという欠点がある。なお、ミサイルなどの攻撃には通常の装甲と同様の防御力しかない。しかし戦艦の装甲は他のそれに比べて厚いため実体弾にも高い防御力を持つ。

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最終更新:2006年08月03日 20:31
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