【詳細】
初期GAT-Xシリーズのデータを基に開発し後期GAT-Xシリーズの1機であるレイダーは地球連合軍が開発計画を立ち上げた量産機であったが、アズラエル率いる地球連合軍のオーブ侵略艦隊にて先行配備されることになったのが「X370」の機体であり、こちらはその運用データを元に改良される形で量産化された。
GAT-X303 イージスに採用されたX300番台の可変フレームを採用しつつも、量産にあたって構造はかなり簡略化されており、構造的な共通点は皆無。
基本的に宇宙空間用であるイージスと違い大気圏内運用も考慮されており、背中の大型可変翼を展開した猛禽類のような飛行型MAに変形する。
またX370と違い、MA形態への変形時にサブアームに大型の副翼を保持する形で装備し、副翼をウエポンプラットフォームとすることでミサイルやMS形態時の武器をマウントしつつ、航続距離の延長と戦闘力の強化を果たしている。
この副翼は大気圏突入時に発生する高熱を遮断する断熱材の役割を果たすため、MA形態での推進力を活かして大気圏外へ離脱→大気圏再突入という形での強襲行動が可能となっている。
ただし大気圏突入時には専用のポッドを必要とするため何度も出来ることではなく、ポッド使用時は降下後まで戦闘活動は不可能となる。
X370が装備していた武器の殆どは実験的装備の意味合いが強かったこともありミョルニルやツォーンは採用されていない。
MA形態での運用を見越した装備が整えられているのも先行配備機と違いであり、主に実弾兵器中心の武装となっている。
後期生産型はビーム兵装を装備した対PS装甲機への有効打を狙う形で製造されたともされている。
最終更新:2025年03月03日 18:23