【詳細】
アズラエル財団傘下の国防連合企業体が、初期GAT-Xシリーズのデータを基に開発した後期GAT-Xシリーズの1機。
GAT-X303 イージスに採用されたX300番台の可変フレームを採用した「レイダー」というMSの先行建造機。
元々は「GAT-333」が先発して製造される計画だったのだが、アズラエル理事率いる連合艦隊がオーブ侵攻を行うのに合わせて一部スペックを簡略化・改装して急遽建造したのが本機である。
イージス同様可変フレームを内蔵した可変型MSだが、構造的な共通性は皆無。
仮にも量産機として設計されているためイージスに比べ変形機構もかなり簡素化されているが、基本的に宇宙空間用であるイージスと違い大気圏内運用も考慮されており、背中の大型可変翼を展開した猛禽類のような飛行型MAに変形する。
このMAの機動性で敵を撹乱しつつ接近、瞬時にMSに変形して打撃を与え、再びMAに変形して離脱するという一撃離脱戦法が基本戦術。
大気圏内を飛行可能な非常に高い推力を活かし、サブフライトシステムのようなMS用輸送機としての運用も可能で、カラミティを背に乗せて戦闘を行ったことも多い。
構造などが簡素化されているため、後期GATシリーズに採用されたトランスフェイズ装甲はコクピットなど重要部位のみに配置し、武装面でもビーム兵器の装備を最小限に止め電力消費を抑えたことで稼働時間の大幅な延長を実現した。
最終更新:2025年03月07日 21:26