GAT-X370G ゲルプレイダー

【型式番号】 GAT-X370G
【機体名】 ゲルプレイダー
【読み方】 げるぷれいだー
【所属陣営】 地球連合軍
【パイロット】 人工知能コンピュータ「80」
【分類】 X300系フレーム採用試作型MS
【動力】 バッテリー
【装備】 超破砕球 スーパーミョルニル
2連装52mm超高初速防盾砲
短距離プラズマ砲 アフラマズダ
M417 80mm機関砲
M2M3 76mm機関砲
2連装高出力ビーム砲
【ベース機】 GAT-333 レイダー制式仕様

【詳細】

アクタイオン・インダストリー社が計画した「アクタイオン・プロジェクト」の一環として開発されたGAT-X370 レイダーの強化発展機。

レイダーは制式量産機とムルタ・アズラエル主導によって先行生産機であるX370が開発されるというやや特殊な経緯で量産化されたMSであるが、このゲルプレイダーはアクタイオン・プロジェクトによってアクタイオン・インダストリー社のヴァリレオ・ヴァレリ(通称ダブルブイ)が計画を半ば私物化する形で製造したもの。

外見こそ先行生産型に近いが、実はベースとなったのは制式仕様機のほうであり、レイダーを再生産したわけではなく制式仕様機をどこからか調達したうえで改造した機体である。
これら経緯はブラウカラミティの項目が詳しいが、要は資金不足で量産機を改造せざるを得なくなった…というちょっとしょっぱい理由にある。
つまり量産機として設計されたMSの先行生産機の外見に、調達した後発の制式量産機を似せて強化改造を施した機体がこのゲルプレイダーである。

ゲルプとは黄色を意味するドイツ語。形式番号のGも「Gelb」の頭文字だろう。

ブラウカラミティ、ロートフォビドゥン同様、ジャンク屋連合の人工知能「8」が作った「80」という人工知能コンピュータが搭載されており、「トリオシステム」と呼ばれる「80」同士の連携によって戦術的連携を行うシステムを持つ。
そのため本来はパイロットを必要としない完全無人操縦が可能となるが、「80」の暴走を抑制するためにトリオシステムで稼働する機体のいずれかには生身のパイロットが搭乗しなければならない。

しかしただでさえ機体の遠隔操作を含めたコンピューター同士の連携は技術的に困難であり、暴走問題等もあることからトリオシステムはお蔵入りとなった。

武器は先行量産機に倣ったものが搭載されており手持ち武器以外にもX370の頭部に内蔵されていた100mmエネルギー砲 ツォーンが再現されている他、AQM/E-M1 I.W.S.P.を分解し再設計した追加ユニットが装着されており、背部と脚部に装着し機動力を強化している。
また115mmレールガン105mm単装砲を背部ユニットに装備したことで火力も増強された。
追加スラスターによって得られた推進力と、武器によって火力と機動力は原型機の2倍までパワーアップしている…とされる。

理論上最高速度もMA形態において原型機の2倍になったともされているが、あくまで理論上の話で実際に製造されてみると上昇度合いは1.2倍程度だったともいう。

追加ユニットに副翼があるため飛行性能自体はより向上しているとのこと。

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最終更新:2025年03月04日 02:09