【詳細】
ザフトが開発したセカンドシリーズに分類される試作型MSの1機。
フォビドゥンブルーなど地球連合軍の持つ水中戦用MSの対抗兵器として開発されたもので両肩のシールドを上部に稼働させてフェアリングとした上で両足を畳み、
MX-RQB516 ビームランスを機体下部に装着することで潜水艇型のMAへと変形が可能。
ザフトが開発した水陸両用MSには
UMF-4A グーン、
UMF-5 ゾノが存在するが、これらの機体は基本的に水中のみでの運用を重視していたため陸上での機動性は低かった。
だがアビスは基本形は従来のMSと同じ人型であるため陸上での運動性能も高く、さらに変形せずともほかのMSと同様に宇宙空間での活動が可能であり、水陸両用MSとしての汎用性はグーンやゾノを大きく上回るものとなっている。
これら水陸両用汎用型MSの有用性は連合軍側のディープフォビドゥンらが実証しており、上記の通り本機はそれに対抗するため開発された機体である。
陸上、水中、宇宙空間での活動が可能と対応領域は広いものの重力下を飛行出来るほどのスラスター出力を持たず、陸上における機動性こそ他のMSと同程度のものを確保しているがMA形態で上半身を包み込むフェアリングの重量があるためか重武装故に敏捷性は低め。
本来地球連合軍の水中用MSに対しては直接対決するのではなく、一撃離脱戦法をするはずだったのだが、地球連合軍に強奪されてしまったことでザフト軍が恐れるディープフォビドゥン等の水中用MSと共に猛威を振るうこととなってしまった。
両肩のシールドを中心に多数の火器を内蔵、火力支援としても優秀だがMA形態に変形すると使用可能な武装は極端に減少する。
これは撤退時追跡する敵機への攻撃を想定しているのか、逃げることを優先としているのかは定かではない。
最終更新:2025年03月16日 02:01