【詳細】
DSSDカスタムが宇宙用仕様に特化したのに対し、本機は汎用性・生産性・低コストを重視。
ジャンク屋連合は過去にも独自開発した
MWF-JG71 レイスタを販売していたが、構成部材の多くがM1アストレイやその他ジャンクパーツであるレイスタと異なり、このJGカスタムは新規に製造された純正部品によって構成された完全な新型機。
DSSDカスタムからの主な改修点として、バックパック換装機構、バイザー・フェイスガード装着の選択が挙げられる。
これは顧客のニーズに対応しその都度意見がフィードバックされた結果であり、それによって生産ロットにより発生した細部の違いがいくつかある。
レイスタではダガー系列のようなゴーグル・カメラ・アイを採用した頭部デザインを標準とし、追加オプションとして所謂ガンダムタイプの頭部デザインへの換装を受け付けるという方式が採られていた。
だが、実戦で名を馳せたオリジナルの
アストレイなどに代表されるガンダムタイプを希望する顧客が多かったことを踏まえ、本機では最初からガンダムタイプが標準となっている。
ただそのオプションとなる頭部の構造そのものはP0シリーズ、M1シリーズといった
アストレイ系列の純正頭部よりも、むしろかつてロウが考案しブルーフレーム・セカンドL用に製作された頭部に近い。
そのためセカンドLで特徴的だったフェイスガードもそのまま受継がれることとなった。
機体のカラーリングは白をベースに、フレームには民生機を示すオレンジ色が標準となっているが、多くが塗り替えられる傾向にあるという。
逆に頭部左右に取り付け可能なオプションライトは同機の販売記念開始セールとして無料で提供された事もあり、利便性も高く装備率の高いパーツの一つとなっている。
またJGカスタムにはM1ではオミットされたバックパック換装機構が復活。
背部に設置された多目的プラグはP0シリーズとの互換性があり、ほぼ同等のオプションパーツが装備可能となっている。
また、背部フレームの形状自体にもP0シリーズとの共通点があり、設計段階からカスタマイズが考慮されていることもあって場合によってはP0シリーズと同じ外観に組み上げる事も可能。
だが、そのためには全体の34%のパーツを交換する必要がある。
アストレイがベースになっているため設計素体としても優秀で、ロウはこの機体を
ヴォワチュール・リュミエール搭載型カスタム機、ターンデルタの製作ベース及びマーズジャケットの素体として使用している。
製造されたJGカスタムは組合内で運用される機体の他にも、レイスタ同様個人、団体への販売、レンタルも行われている。
ユーザーの依頼に応じたカスタマイズ等も受け付けられているため使用組織、使用目的によって、無数のバリエーションが存在。
特に先述のP0シリーズ型と同じ外観に改修された機体は、生産された機体の4%にも及ぶとされる。
最終更新:2024年08月21日 23:34