カイム

本名: カイム
性別: 男
年齢: 外見16歳(実年齢5歳程度)
出身: アイルベールの森
属性: 風
得意科目: 運動系全般
委員会: 所属なし
所属部: 帰宅部
趣味: 日向ぼっこ


詳細

 グレイト学園外れにある、森の中にいた猫。森にいる時は動物などを襲ったり、人を襲ったりしていた。ふとある切欠でグリマの張った結界内に入り(その時は魔力を持たない唯の小動物であった為出入りは自由)、その中に住み着いてしまう。住み着いていた場所はアイルベール奥地のギネガと呼ばれる地でこの地には珍しく音色草が群生しており、カイムはそれを好んでいた。そして、その近くにはグリマの住みかがあり、初めは警戒していたもののすぐに打ち解け一緒に暮らすようになる。
 そんな中、ある事件に巻き込まれ、瀕死となる事になる。その事件によって強大な魔力を持つ事になり、人間に化ける事が出来るようにもなる。また、その事件を引き起こす事になった人間を強く嫌っており、今回の学園に通うというグリマの言葉にも猛反対している。 グリマと暮らして来ただけに知識が高い。
 また、カイムはもともとはごく普通の猫(齢2歳程度)であり、魔力を持っていなかった。魔力を持たないものが魔力を持つという事は、極めて稀な事であり、様々な異変が危惧される。現在、カイムについてグリマが明かしたことは次の事である。

  • 自分の意思で人型を維持する事が出来る。その状態維持に魔力の使用は確認されていないが、魔力が何らかの理由でなくなってしまった場合は人型を維持できなくなる。

  • 魔力を急に持ってしまったため、寿命が極めてなくなったと思われる。それは、もともと魔力を持たぬゆえ、魔力の制限がなく、限界(リミテッドブレイク)まで魔力を出せてしまうからである。よって、カイムに魔力を使わせてはいけない。魔力を取り除く事で改善されると思うが、カイムの魔力は特異なものであり、あらゆる呪文も薬も一切効果がない(このことをカイムは後半まで知らない)

  • カイムはある一定周期、または感情が高ぶると魔力を制御できなくなる。その際の予兆は空間が空間が歪んで見えることで察する事が出来、その後に爆発的な魔力が放出される。その放出は高位魔術師の防御呪文でも防ぎきれるものではない。対処方法は、睡眠系の薬または魔法で一時的に意識を失わせる事である。この事はカイムにも伝えてあるが、もしもの時は強制的に森に連れ戻すので心配しなくて良い。

 後半、自分が短命(実年齢で8歳程度。因みに猫だからという理由だけではないらしい)であることを本能で悟り、その真意をグリマが知っていることも知る。また、段々とグリマや森に異変が訪れている事から、それを守ろうともしている。その対抗手段として、力をつける為に秘術を使って使い魔に転生(この場合は普通の人間等に生まれ変わる事をいう)しようとしているがそのこと自体がカイムにはまだ不可能ということをまだ知らずにいる。
 数年前に魔力を持つ事になった事件・・・・これが切欠で、カイムは人間でも動物でもない生物へと変化しつつあるのだが、その傾向はゆっくりで(カイム自身、他数名はうすうす気づいてくるが)現在、真意を知るのはグリマだけである。

猫として

 カイムは厳密に言うと猫であるが、その一部は人間化することによって失われている。しかし、猫としての習性はまだ多く見られ、稀に人間化を維持できないことがある。それは、次の時である。

  • ふわふわとした丸いものが高速移動した場合。

  • 陽の光を浴びて寝ている場合。ただし、気が許せる人物がそばいいる時意外は滅多に寝ない。

  • 水を浴びた場合。

尚、再び人間化できるのは本人が落ち着いた場合であるが、一度この状態になってしまうと猫のままでいることも多い。

性格

 性格はいたって、ぶっきらぼうで我侭である。好奇心が強く猪突猛進でもあるが、飽きるとふいっと尻尾を向ける。また、元が猫であるため人間の常識とされない行動を数多く(その辺の水を飲む、何でもかじる、所構わず大声を出す等)し、時にひどく冷酷なこともさらりとする場面もある。気持ちという物を今一理解できていない部分もあるが、分かった部分に置いては素直な面もある。

攻撃

 攻撃は主に肉弾戦を用いる。動きがすばやく、元猫がゆえの機敏な動きをする。また、人間化当時はまだ、体になれていないため運動音痴とされていたが、野性的な本能が相成って常人離れした運動神経を発揮する。また、本人は人間化していると気にしか出来ないことにも興味深々で鍛錬は欠かせない。因みに、事ある如く引っ掻こうとするが、爪はない安心仕様。

魔法

 カイムは前述したとおり、魔法を使用することも出来るが、どんな初期魔法も最大魔力で放出(コントロールできず、魔力を生命ギリギリまで一気に開放してしまう)してしまうために魔法は禁じられている。カイムもグリマに言われいるため使うことはないが、場面に置いては使おうとする事があり、その場合は想像を絶する惨事になる。

各キャラからとの相関

これは、カイム視点からみた各キャラとの相関である。

  1. 生徒

  • 阿久屋 将耶
 もともと弱肉強食の中に生きてきたカイムはなぜ、泣くだけなのかが分からない。また、それでも慕われ、笑えるということをカイムは当初理解できずに悩んでいた。

  • フェリア=ゲハルト
 もともと、森に住んでいた当初から知っていた唯一の人物。初めは人間だと思い警戒していたが、何度か見かけるうちに興味を持ち懐くようんあった。入学当初で唯一話しかける事が出来る数少ない人物。

  • 萬 蟻淡
 野性的勘から強さを感じてはいるが、虫というものにないする本能で「本当に強いのだろうか?」というポジションに置いている。特に今のところは係わり合いがないので強さを確かめる事もしていない。

  • 萬 八蜘蛛
 時々見かけるといった感じなので特には気にしていないが、本能的には何かを隠し持っている注意人物と訴えられている。蟻淡をいつも見ていることを察知しているが、そちらの方はこれが兄弟愛なんだと誤解している(グリマに言われた)。

  • 萬 鈴長
 あまり気にかけてはいないが、時々鍛錬する姿を影から猫姿でこっそりと見ており、何やらボソッとつぶやいているようだ。後半は見方ががらりと変わって、仲良くなるが、それまではそんな感じであまり気にとめていなかった。

  • 李家 空 & R.U.
 姿は一緒なのに変な感じがするという印象を持っている。李家 空時の時は日向ぼっこを影からのぞいているのを知っており、警戒している。R.U,時は急に受ける感覚が変るのでビックリするが、そう言うものだと認識している。しかし、注意人物に入っている。

  • 浜瀬 朋
 森の事件時に知り合った人物。森のときはあまり印象に残っていなかった。
 怖い人1号。学園に入ってからは見つかるとすごい気迫(よく分からないがとにかくすごい)で追われるので出来るだけ隠れて行動している。別の意味で要注意人物。

  • アミリム・セス
 怖い人2号。朋と一緒にいるところを見かけると全力疾走以外頭に浮かばない。時々、ふらふらと何処かへ向かうのを見かけて、暫くしていると右往左往するため、それが面白くて付いていっては木の上から見ていたりもする。

  • 魚屋 勝
 カイムにとっては理解できない(デタラメな行動という意味で)人物ではあるが、好奇心対象でもある。巻き込まれるのは嫌なので離れているが、影からはジーッと見つめて楽しんでいる。

  • 藍 鈴
 怖い人3号。猫でのんびり歩いていたら、いつの間にか飼育棟に閉じ込められた経験あり。それ以来、猫時の時はひたすら見つからないように隠れて行動している。人間時でも反射的に見つからないようにしている。

  • 桜庭 牡丹
 初めはのんびりしている所に破壊魔法を撃たれため、暫くカイムの中では危険人物として恐れられていた。後々、お菓子を分けてもらっていってたりするようになる。

  • レオナード=ケイタ
 現在のところ、あまり関わりはないが、興味があり。稀に見かけるとこっそりと後をつけて観察していたりする。

2. 教師

  • 阿久屋 千織
 妙になれなれしい人物。だが、別に嫌いなわけではなく、少し疎ましく思っている程度である。口調等気さくなところはカイムは気に入っているらしい。ただし、構われるのは現在は苦手なようである。

  • グラハイム・シュペルツ
 本能的に危険人物というポジションに置いている。また、森にずっと漂っていたある匂いに似ているため警戒もしている。あまり近づきたくない人物。

  • アトモス=レヴィリファス
 猫のときに可愛がられるが、他の生徒達と違い過剰に可愛がられないため懐いている。作ってくれる料理が大好きだが、人間化した時に態度が変るのがまだよく分かっていない。

  • トールマン学園長
 カイムの中では危険人物のポジション。グリマが何かあったときに頼れといっているので何かあれば報告はしているが、信用は全くしていない。森の事件当初、発端がトールマン学園長だと思っていたこともあり、入学当初は警戒している。

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最終更新:2007年12月13日 20:54