アイルベールの森

この森には多くの動植物や様々な現象が確認されている。ここでは、その分かっている本の一握りを紹介する。

  • 植物

メロディ・フラワー
 多年草。1年目に発芽し、2年目に成長、3年目に種子を実らす。高さは50~100cm。希少でアイルベールの奥地にしか生息しておらず、見つけると幸福が訪れると言われている。
 種子が実り熟すと微弱な刺激でも弾けて実を蒔く。種子をまく時に音を奏でることからこの名前がついた。この奏でる音の長さ、音色は様々で、一説には成長時に聴いたことのある音を奏でるとされているが定かではない。
 錬金としての作用と属性は研究データがないため未知な部分が多いが、グラムはこの草から光輪灯(花火なようなもの)をカイムに与え、楽しませていたようだ。

ヤークの木
 全長10~40m程度の木。その姿には不釣合いな3mにもなる丸みをおびた三角錐の実をつける。実は硬い表皮に覆われているが、中はほぼ空洞となっており、そのスペースには無味無臭の水のようなものが満たされているが、外気に触れると瞬時に昇華する。
 実の中央に直径2cm程度の小さな種があり、未熟な種は種は強い光を放っている。種の放つ光は明かりとして用いられるが、外気と触れると光を失うため、表皮を薄く削らなくてはならない(職人技)。
 また、若い種の表皮は硬く丈夫なため、一部をくり貫きそこにすむ動物も多々いる。

カルバナの花
 春~秋にかけて所々にアイルベールの所々に見られる花。とても良い香りがする。しかし、香料に使うものは稀で大抵の場合は伐採される。
→動物:カルバナ参照

  • 動物

ニガルザ・ルイデンス・ニカナ・ノウチュチ(別名:ニルニノ(地中ザリガニ)
 全長10m~40mにもなる硬い外骨格を持った地中海老。その姿は海老というよりムカデに近く、節が何百個もある。硬い外骨格に覆われた身は柔らかく、海老のような味がし大漁にとることが出来るが、並大抵のものでは返り討ちに合うのが落ちである。尚、地面から出てくる際、地震のような音を出すため「地震ムカデ」と一部で言われている。

カルバナ(成虫)
 森で一番注意しなくてはならない生物。体長は50cmほどだが、動くものに反応し、時速60Kmの速さで追いかけてくる。主に単体だが、稀に集団で集まって狩りをするとも言われている。獲物を捕まえると、しがみ付き体液を吸い、すい終わった獲物に種を植える。種は3日後に芽を出し、10日で花を咲かせる。この花がカルバナの花と呼ばれ、香料(香りはフローらるの用な感じ)として稀に用いられる。大抵は見つけられた時点で焼き払われる。 尚、花を咲かせた後、刈れて跡形もなく土に還るのだが、そこからカルバナの成虫が数匹生まれる。その間の生態は謎に包まれているが、研究者の多くが研究途中に犠牲となっている。

  • 現象

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最終更新:2007年12月13日 21:27