概要
歌詞
あの一等国のさんざめく光で あなたとダンスを踊ろうか
彼の帝国主義の呼吸に合わせて 絡まるステップでゆらめいて、改ッ!
彼の帝国主義の呼吸に合わせて 絡まるステップでゆらめいて、改ッ!
らんだば るんば ふたり 江戸のらんでぶうは
たった四杯で 夜も眠れない
東亜巣食って 混ざる どんな一等国にも
弱みを 見せりゃ 将来はないわ
たった四杯で 夜も眠れない
東亜巣食って 混ざる どんな一等国にも
弱みを 見せりゃ 将来はないわ
延遼館 だけじゃ 欧化足りない
文明化 誇示に 十五万
隣で 児戯と 嗤う ビゴーも
生憎、今は興味がないわ
文明化 誇示に 十五万
隣で 児戯と 嗤う ビゴーも
生憎、今は興味がないわ
雪が降っちゃって
嘉永行っちゃって
気付けば彼方―――
嘉永行っちゃって
気付けば彼方―――
あの一等国のさんざめく光に あなたとダンスで向かおうか
我が日本国の法権を回復 、交わる内地を引き換えて 改ッ!
我が日本国の法権を回復 、交わる内地を引き換えて 改ッ!
オー・オ・オー!洋東西を跨いで
オー・オ・オー!あなたに届け
オー・オ・オー!東亜の果てから
オー・オ・オー!ここは 文明国!
オー・オ・オー!あなたに届け
オー・オ・オー!東亜の果てから
オー・オ・オー!ここは 文明国!
ナーナナナーナナナーナナナーナ
ナーナナナーナナナーナナナーナ
ナーナナナーナナナーナナナーナ
ナーナナナーナナナーナナナーナ
ナーナナナーナナナーナナナーナ
ナーナナナーナナナーナナナーナ
ナーナナナーナナナーナナナーナ
泰西のダンスは ペアで踊りくるりとするのさ
未体験なステッポは HA,HA,HA,HA,
大胆なスタンスで 条約改正を目指すのさ
鹿鳴館のデスコは HA,HA,HA,HA,
未体験なステッポは HA,HA,HA,HA,
大胆なスタンスで 条約改正を目指すのさ
鹿鳴館のデスコは HA,HA,HA,HA,
法官任用 加え 内地雑居で
改正 今は 求めたい
法編纂を 約す 無理な起草と
廃棄も 辞さぬ 強硬剛毅
憲(のり)に沿わなくて
法(のり)も足りなくて
時機(ほし)は巡って―――
改正 今は 求めたい
法編纂を 約す 無理な起草と
廃棄も 辞さぬ 強硬剛毅
憲(のり)に沿わなくて
法(のり)も足りなくて
時機(ほし)は巡って―――
あの一等国に届けた言葉は 此方の足下で綺羅めいた
我が大宰相の構想も薄れて
「それでもいいさ」手をのばして!
我が大宰相の構想も薄れて
「それでもいいさ」手をのばして!
ほら米国だって西欧列強国も 日本の死力に慄いた、改ッ!
オー・オ・オー!太平洋を跨いで
オー・オ・オー!あなたに届け
オー・オ・オー!黄禍の果てから
オー・オ・オー!ここは 一等国!
オー・オ・オー!あなたに届け
オー・オ・オー!黄禍の果てから
オー・オ・オー!ここは 一等国!
ナーナナナーナナナーナナナーナ
ナーナナナーナナナーナナナーナ
ナーナナナーナナナーナナナーナ
フー
ナーナナナーナナナーナナナーナ
ナーナナナーナナナーナナナーナ
フー
小ネタ
江戸時代に結ばれた不平等条約が改正されるまでのなんやかんやを描いた替え歌。
どのように条約を改正するかは世間の注目を集め、『此方の足下で煌めいた』の通り、大隈重信は爆弾を投げられ右足を失っている。
なおラストに登場するのは茶人の岡倉天心。彼は自著茶の本で次のように欧米を批判した。
「・・・西洋人は、日本が平和な文芸にふけっていた間は、野蛮国と見なしていたものである。しかるに満州の戦場に大々的殺戮を行ない始めてから文明国と呼んでいる・・・」
どのように条約を改正するかは世間の注目を集め、『此方の足下で煌めいた』の通り、大隈重信は爆弾を投げられ右足を失っている。
なおラストに登場するのは茶人の岡倉天心。彼は自著茶の本で次のように欧米を批判した。
「・・・西洋人は、日本が平和な文芸にふけっていた間は、野蛮国と見なしていたものである。しかるに満州の戦場に大々的殺戮を行ない始めてから文明国と呼んでいる・・・」
その他小ネタ
- 『たった四杯で夜も眠れない』(泰平の眠りを覚ます上喜撰 たつた四杯で夜も寝られず)
- 『雪が降っちゃって嘉永行っちゃって』(降る雪や明治は遠くなりにけり)