武田大戦

武田大戦(たけだたいせん)とは


戦国大戦において、武田家のカード、及び武田家のカードを使用したデッキの使用率の極端な高さを、羨望と(若干の皮肉を込めて)表現した言葉。

稼動から何度かのバージョンアップを経たにもかかわらず中々状況が変わらなかったことから、
セガのバランス調整に対する皮肉としてしばしば使われていた。

理由としては

  • 武田軍は能力値の高い槍足軽が多い
    • もともと、兵力130%という高い兵力ボーナスを与えられているのに加えて、タッチアクションによる操作負荷の軽減を図ることができる。
      後述する騎馬隊の脅威にも対抗できるため、現在までのいかなるバージョンにおいても全兵種における槍足軽の比率が50%以上と非常に高い。
    • その中で、武田軍は槍足軽に強みをもつ勢力として特徴づけがされており、必然的に使用率は高まる。
  • 武田軍は能力値の高い騎馬隊が多い
    • 特に高統率騎馬隊が多いためブルドーザーがやりやすく、大筒周辺での制圧力が高い。
    • また一定の戦果を上げるために複数部隊運用を必要とする鉄砲隊とは違い、騎馬隊は1部隊いればそれで十分。
      キーカードのコストが軒並み重く鉄砲隊を複数入れなければならないためデッキ形状が歪になりやすい織田軍や、槍足軽に乏しくどうしても騎馬隊と鉄砲隊の混成になりやすい上杉軍に比べ、武田軍はデッキ編成に自由度を持たせられる。
    • それでいて鉄砲隊の射撃は避けられる可能性が高く弾数制限がある。突撃を無尽蔵に出せる騎馬隊を導入したほうが安定して勝つことができる。
  • 武田軍は能力値の高い「忍」武将が多い
    • ついに汚い忍者との呼称も生まれるほど、とにかく忍武将は強力。
      中でも武田軍は隠密性の高い忍槍(弓や鉄砲は射線により位置がわかるが、足軽と槍は接近しないと見えない)を複数所有。スペックも戦場に留まるのには十分であるため、対処に苦慮させられる。
  • キーカード及びデッキパーツのレアリティが低め
    • 織田軍や上杉軍、今川軍に比べSR、SSカードへの依存度が低く、R以下のカードだけでも全国で十分勝てるデッキが構築可能。カード選択の幅も他勢力よりも格段に広い。
    • 疾風の陣デッキ火門の陣デッキ、武田30デッキなどはその代表格と言える。

そのため、単色・混色を問わずデッキパーツとして優秀な1、1.5コストのカードの使用率が常にトップクラスにある。
初期は所謂武田30デッキが人気を集めていたが、バージョンアップで武田30デッキのキーカードであったUC一条信龍、UC保科正俊の弱体化がなされた。
それでも次に人気を集めたのは疾風の陣デッキ風林火山デッキであるあたりこの手のゲームにおけるデッキパーツ性能の高さの重要性を再認識させられる。

ver1.1にアップすると、環境は激変。
武田の高統率騎馬隊の強みであったブルドーザーができなくなり、鉄砲ノックバックと狙撃の導入で阻止力を得た鉄砲隊は騎馬隊に対して必ずしも劣るわけではなくなった。
さらに、忍が敵陣半分まで入っただけで剥がれるようになり、武田の強みの一つであった忍端攻城が封じられた。エラッタによる下方修正も、人気が高い武将を中心に多数に上った。
カード大量追加により織田軍武将の各兵種に優秀な武将が揃い、遠撃ち無間射撃など強力なデッキが開発された結果、遂に家別カード使用率において織田が武田を逆転。
武田軍も、不可能と思われていた複数騎馬の扱いが研究され、また瀬田に旗ををはじめとした新カード計略の上方修正および研究、織田武将の計略下方修正を受け、メジャー勢力の座に食らい付いた。
その後は上杉家、雑賀衆、浅井朝倉、(ほとんどカード追加のなかった)今川家でも上位を狙えるデッキを組めることが続々と判明。一時期のような勢いのある武田は見られなくなった。

ちなみに「〇〇大戦」という言葉は三国志大戦の頃からバランスが崩れ、
特定勢力や特定カード(デッキ)に使用率が偏ったときに使われていた蔑称である。
有名なのは三国志大戦3Ver3.01おける「忠義大戦」など。

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最終更新:2011年11月24日 03:17