大杉忠太

「だから理事長はヤバイんですって 信じてくださいよぉぉぉ!!」

【名前】 大杉忠太
【読み方】 おおすぎ ちゅうた
【俳優】 田中卓志(アンガールズ)
【登場作品】 仮面ライダーフォーゼ
【初登場話】 第1話「青・春・変・身」
【分類】 教師、仮面ライダー部顧問

【詳細】

天ノ川学園高等学校の生活指導主任教師。
担当は地学。

サスペンダーを愛用し、長身痩躯で貧相な容貌を持っており、美形には程遠いルックスの上、
立場の弱い生徒には威張り散らすが、風城美羽には敬語まで使って遜って媚びる(逆に一時クイーンの座を落とされた彼女は罵っていた)日和見主義者の性格や、自分の身に危険が降り掛かったら生徒を見捨てて真っ先に逃げ出す自己中心的な行動原理など。

心身共に教師失格と言っても過言ではない最低な人物で、生徒からの人気や人望は低い(というより略皆無)。

更には同僚の教師達にもぞんざいに扱われたり、生徒の保護者達からも貶されるなど、日常的に周囲から完全に疎外されてしまっている(自身が学生だった頃から女子とは一度しか話したことはないらしく、また修学旅行でも仲間外れにされていたらしい)。
仮面ライダー部の顧問となった際も弦太朗とユウキ以外からはあまり歓迎されておらず、「一番口が軽そう」という理由からメテオの正体もライダー部では終盤まで唯一知らされてなかったなど、信頼性が低い。

園田紗理奈に惚れており、一方で彼女のクラスの生徒である如月弦太朗を『園田を困らせている問題児』と一方的に決めつけ目の敵にして以来、敵愾心を向けている。

そのような人物ではあるが、初めて月面に立った時に子供のようにはしゃぎ回ったり、仮面ライダー部顧問になった際に弦太朗、ユウキと共に「大杉キター!」と叫ぶなどノリのいい一面や、「生徒を守るのが教師の務め」と語る(実際にその言葉に偽りはなく、
終盤でのレオ、サジタリウス襲来の際には真っ先にライダー部を守ろうとした)など教師として模範的な一面も兼ね揃えており、根は決して憎めない人物である。

また弦太朗に対しても、後述する園田がいなくなってからのやり取りから、本気で嫌っているというわけではない事が示唆される。
事実、ライダー部の顧問になって以降は弦太朗に対する態度も軟化させ、彼がメテオに倒され死んだ際には悲嘆に暮れたり、杉浦雄太との契約によって模範服に着替えて生徒会に入る事になった際には喜ぶなど、本心では唯一自分と対等に話をしてくれる人物として親近感を寄せていることが伺える。

園田に関しては物語初期の頃から、度々彼女にモーションを掛けてはことごとくスルーされていたが、めげることなく、また一時期は彼女と親しげに会話している校長の姿を目撃して親密な関係になっていると勘違いして、激しく嫉妬心を剥き出しにした事もある(勿論2人が親密に見えるのはゾディアーツ同士の情報交換のためなのだが)。
中盤、園田が学校に出てこなくなって以降(ダークネビュラに転送されたからであるが、忠太は事情を知らないため、病欠だと信じている)は落ち込むあまり、それまで敵視していた弦太朗に泣き言を零したり、「話し相手がいなくて寂しいから」と無理矢理理由を付けて話し相手になってもらおうとするなどしていたが、一方で別の女性に乗り換えることなく、一途に紗理奈を想い続けていた(彼女との合成写真を常時持ち歩いているなど、変態的な面はあったが)。

弦太朗達が3年生に進級してからは彼らの属するB組の担任に就任。
問題児とみなす弦太朗、歌星賢吾城島ユウキの席を教卓の前に置き、放課後も監視するなどして彼らを鬱陶しがらせた(その際に「3人のせいで園田先生は学園を去った」と、逆恨みでこそあるが、ある意味では間違ってはいない発言もしている)。
しかし、その内偶然からラビットハッチ、加えてフォーゼの正体やライダー部の存在、教師の中に怪人を生み出す者(ホロスコープス)がいるという事態を知る事となり、後者の事実に憤慨した彼はムスカとの戦いでフォーゼに加勢する。

その後、人知れず学園を守る弦太朗達を教師として守る為、ライダー部顧問となる事を宣言した。
以後は弦太朗達が『体験通学』という名目で昴星高校へ潜入できるように取り付けたり、修学旅行の班分けでライダー部メンバーを一つに纏めたり、監視カメラの映像を提供したりと、教師の権限を活用した方法で仮面ライダー部をサポートする。
それに伴って、ゾディアーツが現れても生徒の避難を優先したり、仮面ライダーとして危険な戦いに身を投じる弦太朗や流星に気を使ったり、落ち込んでいたJKを励まそうとする(もっとも、当のJKからは「大杉先生に励まされてる自分が情けない」と言われてしまった)など、精神的にも大きく成長した姿を見せるようになる。

また、終盤にはラビットハッチに我望光明立神吼が襲撃した際には、ライダー部のメンバーを守ろうと身体を張って立ち向かうなど勇敢な一面を見せたが、全く歯が立たず、その結果、重傷を負ってしまう。
最終話では佐竹剛や諸田先生などの天ノ川学園の教師達に我望の危険性を必死に訴える(上記の台詞はその際のもの)も、宇津木遥以外の教師達には信じてもらえずにいたが、我望の始業式のスピーチにより学校全体に知れ渡った。
最終決戦後、ライダー部が『宇宙仮面ライダー部』に改名した後も、引き続き顧問を続けることとなった。

【余談】

キャラクターは演じるアンガールズ田中の本業・お笑い芸人としての「キモキャラ」がそのまま作中に登場したようなものと言って過言ではない(上述にある大杉の学生時代の話はすべて田中本人の実話でもある)。
更に『劇場版仮面ライダーフォーゼ みんなで宇宙キターッ!』には相方の山根氏も登場している。

一説ではスコーピオン・ゾディアーツのスイッチャーではないかと言われていた(劇中で蠍座である事を強調している事や「まさか、大杉が重要人物なのではないか?」という視聴者の推測)が、紗理奈がスコーピオンだったため、蠍座の伏線は単なる視聴者へのミスリードのための演出だった模様。

終盤に我望がサジタリウス、校長がリブラ、紗理奈がスコーピオンという事を一人知らなかったためJKや隼から「遅いよ・・・。」と突っ込まれていたが、以前からライダー部の中でスコーピオンの正体が紗理奈だという事を知っている者はいなかった。

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最終更新:2023年05月22日 22:13