伝説の鎧

ガイ「どうだ、これで将は無敵だぜ!」

【名前】 伝説の鎧
【読み方】 でんせつのよろい
【登場作品】 轟轟戦隊ボウケンジャー
【登場話】 Task.28「伝説の鎧」
【分類】 プレシャス
ハザードレベル 330
【造られた時期】 約1000年前
【保護した場所】 岩山

【詳細】

かつて名のある職人の手で作られ、職人の生命を賭けた禁断の技法によって完成したプレシャス

鎧とは装着した人間の命を守るための装備であり、主に胴体部分等人体の急所を相手の攻撃から防ぐための装備。
この伝説の鎧もまた刀や矢などのあらゆる攻撃を弾き返し、身に纏った者の命を守る事ができる。

見た目は普通の古ぼけた鎧だが「武蔵坊弁慶はこれを着ていたからこそ雨のような矢を受け切り、織田信長が着用した南蛮鎧はこのプレシャスだった」という鎧にまつわる様々な伝説の大本として囁かれている。

禁断の技法云々の逸話や前述の伝承に残る鎧の逸話等、これだけならば単なるオカルトめいたエピソードが実しやかに語られている…程度で済むがこの鎧のハザードレベルは330。
レオン・ジョルダーナの画帳に匹敵する危険度の高さと目されるものであり、着るものの大きさによってそのサイズが自動で調整されるという超常的な機能も有する。
巨大ロボですら着用可能であり、着用した対象に応じた変形までもこなし、動きを阻害しないながらも死角を的確に防御する形状に変化する能力まで持つ。

クエスターは隠し場所が記された巻物を入手し、ガイがそれを手掛かりに鎧を探し始めるが、その最中真墨に巻物を奪われてしまう。
その後、真墨は巻物を解読しながら隠し場所となる岩場を探し出し、苔に覆われた鍵穴に地図の巻物を差し込んだ事で岩場が吹き飛び(真澄は危うく巻き込まれかけた)、プレシャスが出現。
追跡していたクエスター・ガイが姿を表すと、アクセルラーが壊れたためボウケンジャーにスタートアップ出来ない真澄は口八丁でガイがプレシャスに手を出さないよう時間稼ぎを行い、痕跡を調べつつ追いついた明石他ボウケンジャーと合流するも、レイが修理していたクエスターロボ」が復活し装着してしまう。

この鎧を装着した将は持ち前の超パワーに加え伝説の鎧による圧倒的防御力を兼ね備えることとなり、ゴーゴージェットの修理が間に合わずスーパーダイボウケンで出撃するしか無かったボウケンジャーの攻撃と、サイレンビルダーのトリプルリキッドボンバーを立て続けに食らうもノーダメージで反撃。

更なるパワーを発揮するが、戦闘に参加できなかったからこその観察により、将の弱点であるオーバーヒートを招くため、真澄発案の「究極の持久戦」に持ち込まれゴーゴービークルを次々に換装しつつの長時間の戦闘でついにゴードムエンジンがオーバーヒートしてしまう。
その隙にダイボウケンクレーンが将から鎧を脱ぎ取ったことで元のサイズに戻り、最終的にボウケンジャーによって回収された。

【余談】

着用する物体のサイズに自動で可変するという超常的な能力を持つプレシャス。
着ていた対象が手放すと自動で元のサイズに戻る上、どこからともなく現れた飾り台に装着された状態になるというオカルトめいた機能を持つ。

作り手が命をかけた禁断の技法で作られたとされる逸話が、こういった超常現象の発端だろうか。

「伝説の鎧」という名前だが、伝説に伝わる凄い鎧、くらいの意味合いで恐らくプレシャスの正式名ではない(財団での登録名ではあるだろうが)。
日本の歴史において約1000年前は平安時代にあたり、藤原道長や紫式部等の有名所が活躍していた時代になる。
当時は新羅や高麗などの外国の海賊による略奪行為が散髪していたとされ、ある意味未知の外敵の侵略が繰り返されていた時期だった。

この鎧を作った者はそういった外敵から日の本を守りたかったのかもしれない。

最終更新:2024年01月23日 02:33