究極生命体

シボレナ「生まれよ、究極の生命体!」

【名前】 究極生命体
【読み方】 きゅうきょくせいめいたい
【登場作品】 電磁戦隊メガレンジャー
【登場話】 第13話「どきどき!先生は風のように」
【所属】 邪電王国ネジレジア
【分類】 知的生命体/ネジレ獣
【モチーフ】

【詳細】

かつて田中という遺伝子学者を中心にDNAプログラミングによって設計した人口の知的生命体。

本来の目的は宇宙空間で人間のサポートをさせる為だったが、神ならぬ人間が生命を生み出す事を恐れた教授によって実験は打ち切られ、教授自身も罪の意識から自ら命を絶つという悲しい事情から研究は凍結されていた。
しかし実は教授の婚約者でもあり教え子として研究に関わっていた早乙女麻由子に遺伝子情報の設計データが入ったICチップが託され、その存在を嗅ぎつけたシボレナに狙われることになる。


麻由子から奪ったチップから得たDNAプログラミングをネジレ獣の遺伝子(卵)に組み込み、ネジレ魔法陣によってネジレ獣として誕生する。
誕生直後は不完全体であり、エネルギーを吸収しなければ完全体になることは出来ない。

電気などのエネルギーを触角で吸収でき、吸収した電気や熱を放出し、身体の触手で相手を捕獲する攻撃手段を用いる。
誕生したものの不完全な状態だったためネジレジアは本当の意味での究極生命体を仕上げるべく、送電線から電気を吸収させていたが、駆けつけたメガレッドをユガンデが妨害し時間稼ぎをしつつ、駆けつけた他のメンバーが新合体武器であるマルチアタックライフルでユガンデは撃退されるものの、既に十分に近いエネルギーを吸収していた究極生命体はメガレンジャー達の攻撃エネルギーも吸収し無力化してしまう。

瞳から放つ2色のビームで5人を圧倒するも、危険を顧みず河原へと駆けつけた麻由子によって「究極生命体はエネルギーを吸収する触手こそ弱点であり、エネルギーを吸収し続けないと生きられない」という事実が知られたことでピンクがメガキャプチャーで動きを鈍らせている隙を突かれ、レッドのメガスナイパーの射撃と他の4人のマルチアタックライフルで触角を切断され敗北。

その直後、巨大化ウイルスに頼らずに自力で巨大化する。
伸ばした触手でギャラクシーメガの首を縛り上げるが、触手を引っ張られた為に連続で投げ飛ばされ、最期はメガフラッシュアローを受け爆散した。

【余談】

デザイン担当の下條美治氏によれば、「『アビス』に代表される宇宙生物をイメージした」らしい(『百化繚乱[下之巻]』より)。

劇中では誕生したのも中盤を過ぎたあたりで比較的あっさり倒されたようにも見えるが、メガレンジャー達の攻撃までも吸収してしまったことから、完全体になってしまった場合、相応の脅威になった可能性は高い。
しかしエネルギーを吸収し続けなければならないという性質上、その生命としての存在は不安定であり欠陥品と言わざるを得ず、研究が中断したこともその不完全さに関わっていたのかもしれない。

最終更新:2024年09月13日 02:36