「クハハハハハ!破壊!破壊!ハカイダー!」
【名前】 |
ハカイダー |
【読み方】 |
はかいだー |
【声】 |
青木玄徳(鎧武) |
【登場作品】 |
仮面ライダー鎧武/ガイム 人造人間キカイダーシリーズ |
【登場話】 |
第30話「赤と青のキカイダー」(鎧武) |
【所属】 |
秘密組織DARK |
【分類】 |
戦闘特化型アンドロイド |
【特色/力】 |
驚異的な破壊衝動による殲滅?、ハカイダーショットによる攻撃? |
【名前の由来】 |
キカイダーを破壊する者 |
【詳細】
ユグドラシル・コーポレーションの科学者戦極凌馬が、秘密組織『DARK』にいるらしき「知り合い」の伝手で預かった戦闘用アンドロイドに、自らの脳を移植した姿。
強力な武装を持った人型兵器であり、手にした「ハカイダーショット」で標的を完膚なきまでに攻撃する。
科学者としての性分からか、このボディで活動を始めた凌馬は、当初は「性能の最終テスト」という名目で出撃。
どこかの工場でナックル、そして彼に呼び出された鎧武の二人を圧倒的な戦闘能力で完敗させると、「充分データが得られた」という理由ですぐに撤退する。
しかし、ハカイダーのボディの影響からか、次第に凌馬の人格のまま強烈な破壊衝動に快感を覚え始め、ユグドラシルでのテスト中に黒影トルーパーやスイカアームズに圧勝しても、尚も戦意喪失した彼らに手を出そうとし、寸前のところでマリカに制止させられる。
彼女が必死に元の肉体に戻るように説得するも、より「壊し甲斐のある」強い者を求めるようになり、ハカイダー自身のメモリに記憶されていた「人造人間キカイダー」に目を付けて街を捜索。
ヤギインベスと戦っている鎧武を見守っていたジロー(キカイダー)を発見して襲い掛かる。
しかし、ジローが自ら戦う決意をしたことで「人造人間キカイダー」に変身すると、カチドキアームズの鎧武とのコンビネーションに圧倒され、分が悪いと判断すると近くの壁を破壊してそこから逃走してしまう。
その後の詳しい経緯は不明(マリカたちに強制的な処置を取られたか、冷静を取り戻した凌馬自身が自ら対処したのかのどちらかだと考えられる)だが、凌馬は元の生身の肉体に戻り、機能停止したハカイダーのボディは再び彼の研究室に安置された。
あまりにも危険な存在に、マッドサイエンティストである凌馬でさえも自分が破壊の快楽に溺れたことに恐怖の片鱗を感じ取り、「こんなものを作って『DARK』は何をしたいんだ?」と動揺していた。
その後、ハカイダーのボディがどうなったのかは不明だが、おそらく「最終テスト」も終えたことで『DARK』の元へ返却されたものと思われる。
【余談】
元は昭和の特撮『人造人間キカイダー』に登場するダークヒーローで、今回の個体はそのリメイク劇場版『キカイダーREBOOT』に先駆けて登場したもの(ライダーシリーズではないので詳細は割愛)。
ハカイダー自体は昭和の特撮を代表する名の知れた悪役で、『555』の幹部など現在の特撮作品でもオマージュが見られたり、彼を主役としたオリジナル映画が公開されるなど、人気が高い。
ちなみに『REBOOT』には「
プロジェクト・アーク」と同名の「ARKプロジェクト」なる一大計画が存在するが、この二つの世界観との共通性がないので、まったくの無関係な設定だと思われる。
なお、凌馬が移植手術をされている描写はないが、公式でのあらすじによると実際に脳を切り取ってハカイダーに搭載しているらしい。
また、ハカイダーの身体になる前に凌馬は自分の額に切り取り線を描いていたが、これは演じる玄徳氏のアドリブとのこと。
最終更新:2021年09月23日 20:38