ゼット(怪人態)

「言ったろ?『俺は光る闇が欲しい』って」

【名前】 ゼット(怪人態)
【読み方】 ぜっと(かいじんたい)
【声】 大口兼悟
【登場作品】 烈車戦隊トッキュウジャー
【初登場話】 第23駅「手と手をつないで」
【所属】 シャドーライン
【分類】 皇帝
【闇形式】 ゼッイ83-11
【闇装備】 皇帝系キラーソード
【モチーフ】 闇?、蝙蝠?、ドレス?
【名前の由来】 Z?
シャドー怪人薀蓄】 その本質はやはり『キラキラ』ではなく『闇』
【闇形式の由来】 闇?

【詳細】

グリッタ嬢に取り込まれたはずの闇の皇帝ゼットが、満身創痍になった彼女を逆に内部から取り込んで変貌した姿(少なくともシュバルツが「その声は!?」と当初は彼がゼットであることに気付けず驚愕していた事から、以前はこの姿への変身能力は持っていなかったと思われる)。

大型の西洋剣「皇帝系キラーソード」を振るい、その一太刀に闇を纏うことで相手に強力な一撃を与えることができる。

中盤で自ら戦線に出るときはこの姿に変身し、ハイパートッキュウ1号、そして裏切り者のシュバルツと渡り合っている。
しかし、この段階のゼットは皮肉を込めたモルクから「火に誘き寄せられて自滅する虫のようなもの」と喩えられており、一度教訓を示そうとする彼女に嗾けられてハイパートッキュウ1号と交戦した時には、互角以上の激戦を繰り広げていたにも関わらず、相手の必殺技(光?)に見惚れて自ら受けようとするというありえない行動に出ている。

その上、『キラキラ(グリッタ)』を取り込んだ事で『光』と『闇』という両方の力を兼ね備えた最強の存在のように思われていたが、実際はこれらの相反する属性を同時に持つことで本来の『闇』の力がスポイルされるという自己矛盾を抱えた不安定な状態だったらしく、クリスマスの『ヤミベリ』では内部のグリッタが原因で幹部たちの予想以上に著しく『闇』が弱体化していた。

だが、41駅でノアたちによって自分の体内にいたグリッタを引き離されると、『キラキラ』の要素とこの姿を失う代わりにより最悪な姿へと変貌した。

『エターナルメモリーズ』によれば、デザインコンセプトは「人間のネガ像」。
ファーなような羽飾りは、当初デザイナーが「終盤で(人型ではない)モンスターに変貌する」という自身の勝手な構想でドラゴンの意匠を加えたものだが、そのアイデアが活かされることもなく最終的に別の形態へと変わってしまった。

最終更新:2015年06月23日 00:19