ガンマンロイミュード

「日本の『仮面ライダー』は、たいした事ねぇな!」

【名前】 ガンマンロイミュード
【読み方】 がんまんろいみゅーど
【声/俳優】 ベルナール・アッカ
【登場作品】 仮面ライダードライブ
【登場話】 第12話「白い仮面ライダーはどこから来たのか」
第13話「私の弟にはなぜブレーキがないのか」
【分類】 進化態ロイミュード
【序列】 017(バット型
バイラルコア バット
【求める人間性】 人間の悪意?
【事件】 地上げ屋襲撃事件
【特色/力】 エネルギー銃「エンペラ17」の高速連射、高威力のチャージショット
【モチーフ】 ガンマン

【詳細】

海外で暗躍していた下級ロイミュード017が進化した姿。人間態は西部劇を匂わせるハットを被る黒人男性。

怪人態もその名前の示す通り西部のガンマンを模した風貌をし、手にしたマグナム型のエネルギー銃『エンペラ17』による射撃戦を得意とする。
またエネルギーを溜めることで一発の弾丸を高威力で発射できるが、こちらは連射できずにチャージにタイムラグがかかるらしい(またマッハの歪曲する弾丸に驚いた様子から、この個体はこの能力しか持ち合わせていないと思われる)。ちなみに左利き。

自らが『弟』と称する元締めに扮したスパイダー型の018とペアを組んで行動している。
メディックによると、元々この二体はとある暗黒街で悪事を働いていた闇商人の兄弟の姿を模したもので、守銭奴の018が本業の商売、腕っぷしの強いガンマンがその護衛という其々の役割を効かせて悪事を働いていた。
弟の方は下級でありながら、自分の「重加速」の力を物体化してバンドにする力を持つ。
弟のバンドを人間たちに売り捌いては、彼らから得た欲望(具体的にはその取引で得た邪念が籠った紙幣)を弟に吸収させ、自分と同じように進化させようとしていた。

悪名高い地上げ屋の金蔵が重加速の中で何者かに襲われたという『地上げ屋襲撃事件』を特状課が調査していると、容疑者として浮かび上がった青年の直樹が進ノ介と現八朗から逃れるように重加速を発生させた直後、姿を現して襲撃してくる。

工業ビルの屋上から現八朗を転落させ、落下中の彼をバックにドライブと交戦するが、ダメージを負って撤退する(ちなみに転落した現八朗は重加速中では物理エネルギーが軽減されるのか、自力で着地した)。

当初、特状課は直樹本人がガンマン自身だと推測して捜査を続行していたが、利き腕の違いを見抜いた進ノ介の推理で実は直樹はれっきとした人間で、ガンマンから重加速が使えるバンドを授けられていたことが判明する。

現八朗と進ノ介が発見した直樹を追い詰める最中に再び姿を現してドライブと対峙するが、突如現れた新たな仮面ライダー『マッハ』と交戦する。
文字通り空を蹴って走るようなアクロバティックな動きやシグナルバイクの『マガール』の歪曲銃弾などに翻弄され、最後はマッハが繰り出す必殺の「キックマッハ―」に応戦しようとするも弾切れを起こし、抵抗できずに爆散する。
しかし、その場に突如現れたメディックが所有する端末にコアの数字を回収され、難を逃れる。

その後、ロイミュードのアジトで彼女の力によって再生するとハート一派とも合流し、018を紹介した。

翌話では三人組の覆面強盗団にもバンドを分け与えて彼らの悪事に加担していたが剛にそれを利用され、彼らから取引方法を聞き出して成り済ました剛のアジトへの侵入と赦してしまう。
何重にも重加速を与えて剛の動きを鈍らせて抹殺しようとするが、剛の目的を察知した進ノ介に妨害される。

そして、ドライブがチェイスの相手をしている最中に、何故か変身しようとしない剛を彼を庇う霧子とともに再び重加速の餌食にするが、実は018の能力を探ろうとする彼の作戦であり、能力のメカニズムを解析されるとシグナルバイクの奇襲で018のバンドの力が無効化されてしまう。
改めてマッハに変身した剛と2対1で挑むが、『キケーン』の弾頭に追い回された挙げ句、『トマーレ』の標識に捕捉され、必殺技の『カクサーン』の光弾を浴びて二体とも爆散する。
数字のコアの状態でメディックの下へ逃亡しようとするが、さらに『マガール』の追撃を直射させられ、兄弟揃って消滅した。

【余談】

演じる役者は前々作でもゲスト怪人を担当したお笑い芸人。
当時は幹部の尻にしかれるような小物な性格だったが、こちらはいたって真逆の冷酷な人格である。

なお、全員が同じ誕生経緯を持つロイミュードでありながら互いに「兄弟」と認識していたが、これは上記のようにオリジナルの人間にあやかったもの。
ただし、兄と弟で人種が違うので、元の方も単なる「義兄弟」だった可能性がある。

最終更新:2023年07月06日 02:19