シュウ

「やっぱり、僕死んでたんだね?」

【名前】 シュウ
【読み方】 しゅう
【俳優】 青木柚
【登場作品】 平成ライダーVS昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊
【分類】 亡霊

【詳細】

劇場版に登場し、事件の鍵を握る謎の少年。本名は葵柊。

物体の表裏を逆転させる『七次元の力』という不可思議な能力に目覚めている。
この力は階段の床や地盤を反転させることで下の階層に透過したり、(少々グロテスクだが)相手の体表面をあべこべにして混乱させるなど緊急回避に置いて用途が広いが、力の浪費には激しい睡魔が伴う。

後述の計画のためにその能力を地下帝国バダンに狙われており、記憶を欠落しながらも逃亡していた矢先、巷で話題の『地下世界』の都市伝説の真相究明に探険に来ていた紘汰と舞に遭遇。
当初は二人にも警戒していたが必死の説得の末に信用し、突如現れた本郷猛こと仮面ライダー1号の加勢もあって地上への逃亡に成功、チーム鎧武のガレージに匿われる。

実は彼の正体は風都のとある家庭で育った一人息子の幽霊。
ある日、「今度の休日に一緒に灯台に行こう」と母親と約束していたが、その母が仕事を優先して約束をご破算にしたことで勘当してしまう。
腹いせに軽い嫌がらせのつもりで『きらいだ』という悪口を掲げた写メを出勤中の母親に送信するが、その直後に交通事故で他界してしまい、皮肉にもそのメッセージが肉親へ最期に遺した言葉になってしまっていた。

そして死後、その無念を晴らそうと『きらいだ』を『だいすき』に、つまり「自身の本心とは真逆に伝わってしまった想いを逆転させて母親の誤解を解きたい」という強い願いから先述の『七次元の力』に目覚めるが、その力に目を付けたバダンの「生者と死者を逆転させる」という恐ろしい『メガ・リバース計画』の要として狙われてしまう。

ガレージでの睡眠中に全てを思い出し、家まで連れ出した紘汰に身の上を説明して願いを告白するが、母親が待っている灯台へ向かおうとするものの、現れた実父ことフィフティーンに鎧武とディケイドが退けられ、バダンへ連れ戻されてしまう。

そして『メガ・リバースマシン』の中枢部に取り込まれてマシンが作動してしまうが、最終決戦の最中にアギトトルネイダーに搭乗するディケイドに救出されて脱出。

戦いが終結するとディケイドの懇願で全昭和ライダーが力を結集して発動する奇跡の大技「ライダーシンドローム」によって写真のデータが『きらいだ』から『だいすき』に書き換えられ、自分の願いを叶えてくれたライダーたちに感謝しながら、灯台にいた両親に見送られて成仏した。

ちなみに実際の移動距離は不明だが、バイクで即座に辿り着けることから、風都と沢芽市は近場にあるらしい。


最終更新:2015年04月16日 19:06