「命、燃やすぜ!」
【あらすじ】
「ヒーローは、一度死んで甦る。」
西暦2015年、陸堂市では不思議な事件が多発していた。
大天空寺の跡取り息子であり、偉人好きの天空寺タケルの元に配達物が送られてくる。
それは「
ゴースト眼魂」という代物、10年前に亡くなったタケルの父親の天空寺龍が年月日を指定したものだった。
そんなゴースト眼魂の気配を追ってきた人には見えない化け物「
眼魔」、大天空寺に現れた2体の眼魔の
1体の凶刃によって仲間を守ろうとしたタケルは命を落としてしまう…。
しかし、死後の世界で「仙人」と呼ばれる謎の人物と邂逅したタケルは自身の想いによりゴースト眼魂を目覚めさせ、仙人に「お前は眼魔と戦う宿命にあるようだ」と告げられ、仮初の命とゴーストドライバーを与えられ、現世に戻る。
現世に戻ったタケルは自身が目覚めさせた「オレゴースト眼魂」で仮面ライダーゴーストに変身、更に父の龍から10年前に託された刀の鍔を「ムサシゴースト眼魂」に変化させ2体の眼魔を倒す。
大天空寺に戻ったタケルは家の地下に引っ越してきた仙人と再会し、「現世にいられるのは99日、それまでに15個の眼魂を集めるのだ」と言われる。タケルにとって波乱の一日は終わったが、あと98日で残り14個の眼魂を眼魔と戦いながら入手しなければいけなかった。
平成仮面ライダーシリーズ第17作目。
チーフプロデューサーを始め、本作で初参加のスタッフが多い。
脚本にはドラマなどで活躍する福田卓郎氏を起用。後に
仮面ライダーセイバーの脚本も担当している。
怪人デザインは『
仮面ライダー』作品のコミカライズをした事がある漫画家の島本和彦氏(劇中では島本和彦とビッグバンプロジェクトと明記。)が担当する。
ストーリーは第1話でいきなり主人公が死ぬというショッキングな展開から、生き返るために眼魂を集めていくという流れで始まる。
全体的にコミカルな場面が多いが、これは命をめぐる物語を展開していく中でシリアス一辺倒にならないよう考えてのことという。
テレビ放送ではその設定の骨子が明かされず、またCマコトの存在など語りきれない設定があったが、Vシネマとして
仮面ライダースペクターをメインとした作品や超全集等放送終了後に発売された関連書籍などでフォローされている。
それらの詳細な設定、背景は
仮面ライダー図鑑にて網羅されており、各項目にて確認が可能。
また脚本家が同じというつながりか、
仮面ライダーセイバーとコラボした配信作品が制作されている。
小説版の展開も踏まえた令和におけるゴースト最新の時間軸の物語が描かれた。
最終更新:2024年06月16日 03:34