僧兵眼魔(弟) > 坊さん眼魔

「ええい!拙僧がその女に『とんち』を解かせて眼魂を生み出そうとしたのに、『とんちんかん』な事をしおって!」

【名前】 僧兵眼魔(弟)/坊さん眼魔
【読み方】 そうへいがんま(おとう)/ぼうさんがんま
【声】 田中大文
【登場作品】 仮面ライダーゴースト
【登場話】 「一休眼魂争奪!とんち勝負!」(てれびくん1月号付録DVD)
【分類】 眼魔
【特色/力】 竹刀を用いた攻撃
【器物モチーフ】 不明
【英雄モチーフ】 一休さん?

【詳細】

笹原真由子というふくよかな体型の女性の周辺で暗躍していた眼魔。

幕で囲ったとんち空間を作り出し、相手ととんち大会で対決をしかける。
他にも戦闘では「剣道が得意」と自称して竹刀を振り回すが、特にエネルギーを纏ったり斬撃を飛ばすなどといった特殊な固有能力があるわけでもなく、単に振り回してるだけである(その上ゴーストに難なく攻撃をかわされており、本当に剣道のいろはを習得していたのかすら怪しい。更に言うと後述の通り、肥満とはいえ人一人すら動かせず往生していた事から腕力も人並以下と思われる)。
また、頻繁に寒い親父ギャグを言い出して自分で吹き出す癖があり、タケルから「おかしな奴が出てきた」と批評された。

真由子の実家から一休さんの逸話で有名な『虎の屏風』が見つかった事から彼女を一休の魂とシンクロしやすい彼の子孫と認識し、彼女に自身が用意したとんちを解かせる事で一休ゴーストを出現させるという(これまで人命を切り捨てることを前提にしていた他の眼魔たちと比べれば)随分と平和的な手段で眼魂を入手しようと目論んだ。

しかし彼女が仕事帰りに遭遇したその大量のとんちの紙を「不可思議現象」と称して大天空寺に依頼したことで、タケルたちに現場に同伴されてしまう。
そこで呑気にどっしりと座り込んで団子を食べていた真由子を懸命に動かそうと足掻いてたところをタケルに目視され、それに応じた御成に不知火を吹き掛けられた事で姿を現す。

上記の台詞で悔しがりながら自分の作戦の全貌を明かすが、真由子の反論から実は彼女は一休とは何の血縁もなくとんち好きでもないことが発覚(その際、あろうことか敵であるタケルから素で「ちゃんと調べろよ!」と痛い突っ込みを入れられた)。
そこで計画を変更してタケルたちを自分のとんち空間に招き入れ、司会役を任された真由子が持ち込んだ伝家のとんち問題(アカリが突っ込んでいたように、何故とんち嫌いを称していた彼女の家にとんちがあったのか不明、しかもほぼナゾナゾである)をより多く答えた方に一休ゴーストを顕現させる『とんち三本勝負』を持ち掛ける。

解答そっちのけで真由子にしつこく告白するタケルチームの御成に対し、自分の陣も言葉を話せない眼魔コマンドたちのみの構成で相当なハンデだったが、一問目の「パンはパンでも食べれないパンは?(答:フライパン)」にはタケルとタッチの差で正解して先勝。
だが、二問目の「混雑してる場所にいる鳥は?(答:コンドル)」という問いをアカリに正解され、一勝一敗に持ち込まれる。
そして三問目の「小さな輪に風船を通すには?」というとんちに延々と悩んでいたところ、「先に風船を割って萎ませてから通せばいい」という正解をタケルが導いたことで二勝され、とんち勝負に敗北。
喜びに舞い踊るタケルの方に一休ゴースト出現の兆しが現れ、咄嗟にゴーストに変身したタケルが『虎の屏風』に印を翳すことで一休ゴーストが顕現する。

三問目が解けなかった屈辱にうつ伏せに寝転んで悔しがりながら眼魔コマンドたちに眼魂の強奪を命令するが、応戦するアカリが所持していたハリセンをコマンドが殴り飛ばした拍子にゴーストの手に渡り、全員がそのハリセンで一掃されてしまう。

いつまでも悔しがる自分にも問答無用でハリセン攻撃をぶつけられると正気に戻り、幕の裏に隠してた竹刀を取り出して応戦するが浮遊するゴーストにひらりひらりとかわされ、最期はオレ魂によるオメガドライブを受け爆散した。

【余談】

同名前はDVDエンディングのクレジットに表示され、一部では「『僧侶眼魔』という兄弟眼魔の片割れで兄の方」と紹介されている。

仮面ライダー図鑑では「僧兵眼魔(弟)/坊さん眼魔」という名前で登録されており、僧兵眼魔(兄)が別にいる。

僧兵の兄弟眼魔ということで、偉人モチーフは真田十勇士の三好伊三入道がこの眼魔、三好青海入道が兄と思われる。

なおスーツ自体は槍眼魔を改造し、兄と弟のコンパチ式と思われるが、てれびくん付録DVD等のいわゆるハイパーバトルビデオシリーズでは、実は初の新規登場怪人。
今までは既存怪人の流用だった。

最終更新:2024年01月10日 01:53