「みんなみんな僕のものだ!誰にも渡さないからねー!」
【名前】 |
宇宙鬼 |
【読み方】 |
うちゅうき |
【声】 |
小栗わたる |
【登場作品】 |
暴太郎戦隊ドンブラザーズ |
【登場話】 |
ドン12話「つきはウソつき」 |
【分類】 |
ヒトツ鬼 |
【憑依された人間】 |
アイドル好きの青年 |
【欲望】 |
アイドルをみんな独占する |
【素体】 |
シソツ鬼 |
【モデル】 |
宇宙 |
【スキン】 |
究極の惑星儀 |
【ドロップ】 |
キュウレンジャーギア |
【文字化け】 |
螳?ョ呎姶髫 |
【むかしむかし…】 |
青年にとってアイドルは自分の生きがいとなる救世主だったそうな… |
【モチーフ】 |
天球儀、象、手、土星、サイコーキュータマ、鬼 |
【名前の由来】 |
宇宙戦隊キュウレンジャー+鬼 |
【詳細】
「アイドルをみんな独占する」という欲望を抱くアイドル好きの青年から生まれた宇宙モデルの
ヒトツ鬼。
両肩は象、首周りと頭部は天球儀で顔面はそれを掴み取る青い白骨化した手がドクロめいた恐ろしい表情を浮かび上がらせた「究極の惑星儀」スキンを装着した
シソツ鬼。
アイドルへの愛をどんどんこじらせていった結果、人を超えたファンの鬼となり、胸の球体にアイドル達を吸収し永久に自分のものとしようとした。
既に何人ものアイドルを吸収しており、誘拐事件としてニュースになるほどの騒ぎを引き起こしていた。
中身がただのアイドルオタクであるため戦闘力は皆無と言って良く、アイドルの「タマゴ」の吉良きららを襲い吸収した場面を桃井タロウらに発見され、湧き出てきた
アノーニがロボタロウにアバターチェンジしたドンブラザーズに一掃されると続けて前人未桃・打ち上げロボタロウの餌食となり爆散。
なおも尽きないアイドルへの欲望が暴走し、
宇宙鬼ングとして復活した。
【余談】
デザインに組み込まれている天球儀は天球上にある星の位置を知るために用いられるもので、キュウレンジャーにおけるキーアイテムのキュータマ、あるいは強化アイテムであるサイコーキュータマのモチーフでもある。
天球の部分が白い辺りサイコーキュータマと、それを使ってパワーアップしたシシレッドオリオンの要素だろうか。
天球儀を両肩の象が支えているように見えるデザインなのは、インドにおける宇宙観をモチーフにしていると思われる。
キュウレンジャーのラスボスであった
ドン・アルマゲ最終形態のデザインはインドの宇宙観の図をモチーフとしていたが、「半球の世界を下から大蛇と亀、その上の象が支えている」と考えられていたことを反映した意匠が組み込まれていたことから、その要素を拾ったものと思われる。
天球儀を掴む手が頭部デザインなのはサイコーキュータマを回す際の様子と、天球(=宇宙全土)そのものを掴み取るドン・アルマゲの野望をイメージしたものか。
ドン・アルマゲの顔面は髑髏のようだが、アルマゲのデザインにミステリーモチーフとして「パラカスの頭蓋骨」が採用されており、
宇宙人の遺骨という仮説があるということから。
こうしてみるとキュウレンジャーよりはドン・アルマゲの要素が強いデザインとなっているが、それでもリュウコマンダーと同じカラーリングのシソツ鬼ベースの怪人で、サイコーキュータマというシシレッドの強化アイテムを思わせる衣装を一番目立つ頭部に配置しているあたり、デザインの妙が光る。
アイドルが自分にとっての生きがいとなる救世主だったという、憑依された青年の「むかしむかし…」情報は他者に救世主足ることを望むという、自分達が宇宙を救う救世主となるべく戦い続けたキュウレンジャー達とは真逆の精神であり、歴代戦隊でも最多となる12(オリオン号も含めると13)のヒーローが存在してるが、それこそ星の数ほどいるようなアイドルを吸収して永遠のものにしようとしている行動はドン・アルマゲが宇宙と一体化し永遠に自分のエネルギーとして利用しようという考えそのもの。
正しく「アンチ・キュウレンジャー」の塊、それが宇宙鬼という怪人である。
ちなみにドン・アルマゲも宇宙全土に影響力を持つアイドルに憑依し自分に優位な言動をさせていたことがあり、「偶像」を意味するアイドルとも関わりが深い。
最終更新:2022年06月23日 12:37