宇宙警察

【名前】 宇宙警察
【読み方】 うちゅうけいさつ
【登場作品】 特捜戦隊デカレンジャー
【分類】 劇中用語/組織

【詳細】

いくつものシリーズにまたがり登場する組織。
大々的に扱われたのは特捜戦隊デカレンジャーに登場する組織だが、激走戦隊カーレンジャーでもシグナルマンが所属する組織として名前が登場している。

デカレンジャーに登場したものはホルス星人 ヌマ・Oが長官を務める広い宇宙全体の犯罪等を取り締まり、全宇宙の治安を守る特殊な警察機構。
各惑星に分署を作ったうえで駐在員を派遣し、SPライセンスや怪重機等巨大なマシン、あるいは巨大化出来る体質の宇宙人に対処するためのロボット等犯罪を抑制するための設備を配備している。

なお作品タイトルでもある「デカレンジャー」とはその星の文明では対処できない技術力、能力、体質を持った異星人の犯罪を取り締まる惑星間組織の名前であり、地球署の面々のみが名乗っている名前ではない。
「Special Police Dekaranger」の略称である「S.P.D.」という別名を持つが、そちらはあまり使われない。
了解の意を示す際には「ロジャー」と告げるのが特徴。

凶悪犯罪者達に対しては現場でSPライセンスを掲げ、「アリエナイザーの名前(被告名)」を告げた後、其の者が犯した「罪状」に対してジャッジメントを下すことが可能。
SPライセンスを通し宇宙最高裁判所から判決が下るのだが、「デリート許可」の裁定が下るとその場で死刑執行の許可が降りることで初めてアリエナイザーの撃破が可能。

デカレンジャー達の装備は最大出力でアリエナイザーを爆殺出来る破壊力を持つが、通常での使用は出来ないようロックが掛けられている。
むやみにデリート出来ないためのセーフティであろうが、その罪状が間違っていたり、デリート許可に当たらないとなるとそのまま逮捕されることになり、劇中ではデリート許可が目立つだけで本来はジャッジメントをせず逮捕したり、不許可の事案の方が多い可能性が高い。

最もデリート許可は死刑執行の許可を示すだけであり、その場で即時執行しなければならない凶悪犯が多いことになる。

基本的に宇宙の平和を守るための清廉な組織であるが、中にはアリエナイザーと通じた裏取引で利益を得ていたり、犯罪者に対する敵意から自らアリエナイザーに堕ちてしまう元所属者が登場する等、その力の使い方を間違えれば警察といえども犯罪者になってしまう。
燃えるハートでクールに戦う。
そんなデカレンジャー達は今日も犯罪者達から人々の平和と安全を守っている。

【余談】

未来戦隊タイムレンジャーでも異星人達の犯罪を取り締まる特殊な警察機構である時間保護局が登場している。

元はと言えば「宇宙刑事ギャバン」に登場した「銀河連邦警察」が元ネタと言える。
そこに所属するギャバン、シャリバン、シャイダーら宇宙刑事達が犯罪者と戦う流れはデカレンジャーをはじめとする警察系の戦隊ヒーローの元祖といえる。
それら世界観をクロスオーバーさせたシリーズが「スペース・スクワッド」として展開されており、宇宙刑事達とデカレンジャー等戦隊ヒーローが共演を果たしている。

本文中にも書いたが、戦隊ヒーローシリーズにおいて宇宙警察の警官として登場したのはシグナルマンが初。
地球外生命体であるボーゾックに対抗する異星文明技術で作られた装備を纏うシグナルマンの存在が宇宙警察の存在を地球に知らしめることになり、後々デカレンジャー達の派遣等に繋がるのではないか?と見る意見もある。

最終更新:2024年06月02日 01:09