【名前】
【読み方】 おに
【登場作品】 仮面ライダー響鬼
仮面ライダーディケイド
仮面ライダージオウ
【分類】 劇中設定

【詳細】

仮面ライダー響鬼に登場する仮面ライダーの定義にして、一種の職業。

人間が厳しい修行を経て心身を極限まで鍛えた果てに到達することで変身が可能となる。
各人に与えられる変身アイテムが放つ特殊な音波を全身に浴びることで変身する。

人間が至る究極の域であり、その高い身体能力と「清めの音」と呼ばれる特殊な音を放つ音撃武器を駆使し魔化魍と戦う。

その存在は古来より確認されてきたが、かつての人々にとっては魔化魍も人間から変化する鬼も両方異形として忌み嫌われていた。
そのため人々の集まりから距離を取る、爪弾きにされてしまう鬼も少なくなくその結果として魔化魍側に与する者もいたほど。

しかし戦国時代に出現した魔化魍集団の「血狂魔党」が擁する魔化魍オロチらとの戦いを通じて人々の理解を得たことで人々が自発的に鬼をサポートする組織として「猛士」が結成され、以後現代まで鬼のサポートが行われている。

鬼となった者達はそれぞれコードネームが与えられるが、意図したものかは不明ながら人ととしての本名の名字と名前の最初の一文字が一致しており、鬼としてのコードネームの最初の一文字が同じとなっている(例:響鬼(ひびき)→本名「日高仁志(ひだかひとし)」)。

人間が変化するという点で見れば、鬼も魔化魍もその本質は同じである。
古来の人々が鬼も魔化魍も怪物として迫害していたのも、”そうでないただの人”達から見れば両者ともに何も変わらないというある意味当然の感情によるものであった。
だが魔化魍から無辜の人々を守らんとしている点で鬼は決定的に異なる。

つまり”人となり”が知られることで鬼への理解が深まり、人々は鬼と共に魔化魍と戦う道を選ぶことになったのだ。


――――しかし、鬼と魔化魍と分け隔てるのが、人としての心だとすると、その心が力に飲み込まれてしまった時、鬼は災厄そのものとなる。
鬼が魔化魍に転じてしまった例は幾つか報告されており、鬼の力をコントロールできなくなってしまった場合その体は魔物と化す。
自然界に満ちる摩訶不思議な力によって生物が変異するのは人間も例外ではない。

過去人間が変異したことを示唆する魔化魍も存在しており、仮面ライダーディケイドでは実際に鬼の力に心を飲まれ破壊の権化と化した牛鬼が登場している。

最終更新:2025年04月11日 04:14