【名前】 |
ロックシード |
【読み】 |
ろっくしーど |
【音声】 |
平床政治 |
【登場作品】 |
仮面ライダーウィザード 仮面ライダー鎧武 |
【初登場話】 |
第52話「仮面ライダーの指輪」(ウィザード) 第1話「変身!空からオレンジ!?」(鎧武) |
【分類】 |
アイテム |
【詳細】
作品のキーアイテムとして扱われる果物と錠前を組み合わせたものの総称。
詳しくは
一覧:ロックシードも参照。
異世界「ヘルヘイムの森」に自生する植物の果実を安全に使用できるよう研究された結果誕生したもので、
戦極ドライバーの力で果実が直接変化が可能。
元は人間社会にない奇妙な色をした有機的な形状をしているが、もぎ取ることでオレンジやバナナなど人に馴染みのある果物を模した無機質なものへと変化する。
果物が描かれた南京錠で、表面には「L.S.-○○」というナンバリングが施されロックシードの保つ力がレリーフ状に固定化した
キャストパッドと、右側にロックを解除する
アンロックリリーサーと呼ばれるスイッチ(シードによって種類は様々)がある。
また、後述のようにライダーが使用する際にはカスタネットのように前後に切り開き、断面図に備えられた
シードインジケーターの上半分には果物の断面図の模様、
下半分はそのロックシードによって装備される
アームズウェポンのイラストが描かれている。
アーマードライダーが変身や装備変更(アームズチェンジ)、もしくはサポートアイテムの起動に用いるツールで、解錠することによりロックシードが持つエネルギーを開放し周囲の時空間に干渉、限定クラックを生じさせヘルヘイム側に存在するものを呼び出す力がある。
インベスゲームでは普通に解錠することでインべスを呼び出すが、戦極ドライバーを腰に装着してアーマードライダーの変身にも用いられる。
使用には一度ロックを解除し(その際、ロックシードのレリーフに描かれる果物の名前が発音される)戦極ドライバーのドライブコアにセットし再ロックして固定、カッティングブレードでロックシードを両断することで、ロックシードごとに異なる名乗り音声が響いたあと、アーマーが真上から召喚されて変身が完了する。
ロックシードはヘルヘイムの怪物インベスを召喚して制御する機能を持ち、沢芽市のダンサー・ビートライダーズが領地争奪に行う「インベスゲーム」にも使用される。
従来のシリーズと異なり、「仮面ライダーの変身アイテムが一般人の娯楽用品としても認識されている」という特異性を持つ。
ロックシードにはD、C、C+、Aなどのランクがあり、ランクが上位のものほど召喚できるインベスも強力だが、その分ディーラーが売る値打ちも破格(鎧武の「オレンジ」など、アーマードライダーが用いるシードもAランクの品として複数個流通している)。
主に都市に出没するディーラーがビートライダーズに販売し、彼らの間に流通しているが、これはユグドラシルコーポレーションがロックシードを用いた戦極ドライバー、
もしくはアーマードライダーの運用データを取るのに意図的に行っていることで、ロックシードによりインベスを召喚するインベスゲームからアーマードライダー同士による戦いへとシフトするようDJサガラなどを使い人々を先導していた。
シードの主な入手方法は錠前ディーラーから直接買い取るか、ドライバーを持つ者が森に赴いて森の果実を変質させて作り出すかの二つ。
コアメダルと同様に同じアイテムが複数個存在し、アイテムの代替えが可能。
ただし、同種最大4種(ほとんどは同種3枚)と数に限りがあるコアメダルと違い、上記の入手法さえ可能ならば無限に入手できる可能性も考えられる(事実ランクの低い
ヒマワリロックシードなどは作中でも大量に登場している)。
反面、暴走したインベスに吸収されたり、ゲームに敗北すると簡単に損失してしまうというリスキーな面を持つ(実際に鎧武は1話で既にイチゴをゲットしたがインベスの暴走で失い、龍玄がチームインヴィットから奪った別種のロックシードを使用した)。
「インベスゲーム」の際にはロックシードの所有者が意思疏通してインベスを操っているようだが、手元からロックシードを離してしまうと、たちまちインベスが凶暴化して暴走してしまう。「インベスゲームは普通の喧嘩と比べて直接殴り合わないから安全」と唱える者がいる一方で、危険性を訴えてる否定派もいる。
インベスゲームの勝敗が決すると、敗者のロックシードは戦利品として自動的に勝者の手元に渡ってしまう(アーマードライダー同士の戦いも含む)。
『鎧武』本編以後は生産されていないが、特殊な条件下で生産されたロックシードを用いたり、ユグドラシルから技術提供を受けていた犯罪組織などが所持しているロックシードがある。
インベスやインベスゲームとの関連性として、条件によって以下のような違いが現れる模様。
- ヘルヘイムの果実
- インベスがもぎ取ると、単なる食料として食べられる。
- ドライバー装着者がもぎ取ると、ロックシードに変化する(種類はランダム)
- 果実のまま、人間が食すとインベスに変貌する。
- インベスゲーム
- ランク下位のシードで、初級インベスを召喚(アーマードライダーが召喚すると、実体化した状態で出現)。
- ランク上位のシードで、強いインベスを召喚(同上)。
- 初級インベス
- ヘルヘイムの果実を食すと、羽化するなどの変異を引き起こす。
- ロックシードを食すと、別のインベスに進化する(大量の捕食でまれに巨大化した個体になる)。
【余談】
名前の由来は錠前を意味する「ロック」と種子を意味する「シード」。
数字の「6」も含まれるのではないかとする考察もある。
変身に使用する際は「花道・オンステージ」、「ナイト・オブ・スピアー」など独自の名乗り文句が流れるが、これは開発者の戦極凌馬の趣味によるもの。
また、作品に「ユグドラシルコーポレーション」が存在するので「ラグナ"ロク"」を掛けていると思われる(「ユグドラシル」とは北欧神話に登場する計9つの世界を構成するとされている巨大なトネリコの樹で、「ラグナロク」はその北欧神話の終焉にて、神話の善悪の主神すべてが同士討ちで滅ぶ「神々の黄昏」のこと)。
最終更新:2020年10月30日 20:59