闇黒剣月闇

【名前】 闇黒剣月闇
【読み方】 あんこくけんくらやみ
【音声】 大塚明夫
【登場作品】 仮面ライダーセイバー/聖刃
【初登場話】 第7章「王の剣、アヴァロンにあり。」
【分類】 専用武器
【使用者】 仮面ライダーカリバー

【詳細】

仮面ライダーカリバーの専用武器。

最も古くから存在する邪剣であり、刀鍛冶の手で作られていないワンダーワールドで造られたという剣。
そもそもは闇の聖剣と呼ばれるものだったが、何らかの理由で邪剣へと変化してしまった。
制作者はワンダーワールドの守り手となった「タッセル」。

光剛剣最光と対をなす剣であり、大いなる本を巡る戦いの中、ユーリは最光と月闇の二刀流で戦っていた。
また、光剛剣と共に使用することによって、ブラックホールとホワイトホールを生じさせ、対象を封印する能力を使う。

剣の内部には「闇の世界」という異空間が広がっており、斬りつけた相手を任意でその中に入れることが可能である。

仮面ライダーカリバーに変身する際には邪剣カリバードライバージャアクドラゴンワンダーライドブックをセットする。
強化の際はジャオウドラゴンワンダーライドブックを装填する。

叡智を宿した刀身で様々なワンダーライドブックを読破し、そこに綴られた伝承を刃に纏うことが可能となる。
重ねて読み込むことでさらに深く伝承を理解し、威力を強化させることが可能。

エングレイブヒルトは剣の柄で、末端に備えられた打突器には文様が刻まれ、打ち込みにより「邪剣カリバードライバー」を操作して、使い手を闇の剣士へと変身できる。
クラヤミトリガーは剣の引き金、剣士の操作を受けて闇黒剣月闇がその意思を読み取り、「闇黒剣月闇エンブレム」にて禍々しい暗闇を発生させる。
各種攻撃におけるスターターの役割を果たしている。

闇黒剣月闇エンブレムは暗闇の源。
禍々しい暗闇を生み出して、全てを静寂へといざなう。この力のおかげなのか、闇黒剣には斬りつけた相手を闇の力で浸食することによってこの世から跡形もなく消してしまうという恐ろしい力がある。
また、速読器「ジャガンリーダー」で読み込んだワンダーライドブックの能力を闇属性で包み込む「ジャアクリード」を行い、あらゆる能力を我が物とする。

剣の刃、ゴルドスレイブは暗闇の深淵で幾星霜に亘り研ぎ澄まされた黄金色の刃は、光に向かうほどに切れ味が増す特性を持つ。
優れた使い手が扱えば空間をも切り裂くことが可能。 これによって所有者は空間を切り裂き、闇を通路にして自在に移動することができる。

剣の刀身の部位たるクラヤミソウルは叡智を宿した刀身で、邪剣カリバードライバーや「ジャガンリーダー」からワンダーライドブックに綴られたあらゆる伝承を学び取り、具現化できる。
ジャガンリーダーは剣の速読器。ワンダーライドブック裏表紙にある速読用特殊金具「スピリーダ」と接触させることで、邪眼による速読を行う。
それにより変身を始める他、深く読み込むことで必殺技の発動が可能となる。
更に別のワンダーライドブックを重ねて読み込ませた特殊必殺技を2段階で行う。

闇の聖剣を継承した使い手は富加宮賢人の父、隼人だったが15年前に突然組織を裏切ったため、当時炎の剣士だった上條大地の手によって斬られ死亡。
その後は上條自身が闇黒剣を受け継ぎカリバーへと変身するようになった。
現在までその事実はソードオブロゴスに知られておらず、上條は親友だった隼人が組織を裏切った理由を探るためにあえてメギド側についたため、その関係もあるのだろう。

また、第26章にて闇黒剣月闇には他の聖剣が悪用されないための封印機能があることが明かされた。
もともとは光剛剣最光が悪用されないためのセーフティだったようだが、火炎剣烈火を始めとする聖剣はそもそも光剛剣最光とこの聖剣を模してソードオブロゴスの刀鍛冶が代々作り上げたものなので、問題なく封印できる。
更に自身の使い手に対し、これから起きる災いを疑似体験させる能力が持つことも明らかになり、闇黒剣の力を受け入れ復活した富加宮賢人はその力で大いなる本の復活に伴い今ある世界は滅ぶという未来に至る経緯を幾つも知った結果、大いなる本を復活させるために11本の聖剣が揃う必要があり、「全てを封印した上で自身が犠牲になることでその未来が回避できる」という結論に至っていた。

第38章では刃王剣十聖刃の生成の際は魂のみとなった富加宮隼人が顕現し、息子の賢人から闇黒剣を一時的に受け取っている。

劇中、富加宮隼人が裏切ったのは、この聖剣の能力で破滅の未来を見たことが原因だが、マスターロゴスが彼を唆したことで野望に利用されかけていた。
また剣を受け継いだ上條大地もまたこの剣の機能で未来を予知しており、彼がひたすら「話して分かるものではない」等かつての仲間たちとの対話を拒んでいたのも、闇黒剣月闇が見せる未来を変えることなく目的を達成する必要があったものと思われる。

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最終更新:2024年05月05日 11:17