523 :エルメロイ物語 ◆M14FoGRRQI:2007/11/13(火) 01:40:09
515
よっしゃ、わたしが515さんの為に新連載の例を書いちゃる。
まずはこーやって名前欄にタイトルとコテをつけてーの、
そんで、「新連載です、4649!!」と断りを入れてから本文を書きーの、
1994年冬、誰も何も得る事が無く第四次聖杯戦争は終結した。
子供達が親を失った。親達が子供を失った。
冬木の美しい街並みと静かな夜更けも失われた。
僕達も例外ではない。結局誰も聖杯で願いを叶える事ができずに、皆失ってばかりだった。
それは人によって夢だったり家族だったり自分の命だったり。
僕が失ったのは二人の師。
ロード・エルメロイ。僕の思想を根底から否定した鼻持ちならない天才魔術師。
■■■■■■。僕の従者だったくせに最後までちゃんと従わなかったはた迷惑な奴。
僕の僕としての存在意義は彼らに憎まれ口を叩く事で保たれていた事、その事実に
気付けたのは全てが終わってからだった。
「とりあえず、帰るか」
あの大事件によって聖杯戦争が締めくくられてからはや10日。
既に空港前までの電車は定刻から遅れながらも運行している。
僕はその日住み込み先の人達に別れを告げてから始発の電車に乗った。
ロンドンに帰ったところで何かやりたい事があるわけじゃないけど、生き残った者と
しては今回の件を報告しなくちゃならない。
僕は電車が空港に着くまでの間、協会のお偉いさんへの言い訳の文面を
ずっと考えていた。
これは、僕がロード・エルメロイ二世と呼ばれるようになるまでの物語。
(登場人物紹介1:僕)
本名不明。ロード・エルメロイ二世の十年前の姿。
公式に設定が無い為、作者の妄想で色々と補完してみた。
身長は現在より30cmも低く、髪型はおかっぱ、第四次聖杯戦争のマスターの一人だが
初代ロード・エルメロイとは共闘せず、寧ろ反目していたという設定。
うむ、読者の皆からの「もはや別人じゃねーか!!」というツッコミがモニター越し
にも聞こえてきそうだ。
最終更新:2008年01月18日 00:49