701 :エルメロイ物語 ◆M14FoGRRQI:2007/11/21(水) 20:36:59
あ…ありのまま 投票結果を話すぜ!
『おれは新連載の例を書いていたと思ったらいつのまにか自分が連載をする事になっていた』
な…何を言っているのかわからねーと思うがおれも何をされたのかわからなかった…
頭がどうにかなりそうだった…先の展開なんて考えていなかっただとか住民ノリよすぎ
だとかそんなチャチなもんじゃあ断じてねえ
もっと恐ろしいネタ選択肢を混ぜる事によるカオス展開の片鱗を味わったぜ…
も、もうまともな選択肢にネタ選択肢を混ぜるなんて行為は当分しねー。
今回で嫌という程思い知りました。
とゆーわけで
エルメロイ物語連載化なのです、4649。
『一日目 変態すぎる○○さんが楽しいギャグ小説』
刹那――ちゅどこーん。
「ぷげらっちょ!」
急に尿意を感じ空港の小用便器で用をたしている最中、突如男子トイレ内で大爆発。
当然僕はチャックを上げる間もなく衝撃でぶっ飛び、洗面台の仕切りにわき腹を強く
打ち付けて倒れこんでしまう。
雨の様に降るスプリンクラーの水、所々に焦げ跡の出来た壁、治まらないわき腹の鈍痛。
トイレの中には僕しかいない。そして、結構な音が出たにも関わらず誰もこの場に
集まってこない事から魔術によって狙われた事に気付く。
しかし、誰が、何で?
とっくに聖杯戦争は終わっているし、僕個人にも誰かの恨みを買うような事なんてない。
「こんな罠に簡単に引っかかるなんて相変わらずの能無しね」
聞き覚えのある声が洗面台の正面、掃除用具入れの扉から聞こえてきた。
きいと音を立てて扉が外側に開き、中から清掃員の変装をした女性が現れた。
「や、やあサラ、君か」
「何が、『ヤアサラキミカー』よ。人一人殺しておいてホント態度だけは一人前なんだから」
彼女はセーラ・マッコイ、通称サラ。僕と共に協会で魔術を学んでいる学生であり、
状況を推理すると彼女がこのトイレ爆破の実行犯なのは間違いない。
なのに彼女の圧力に屈して被害者である僕の方がなぜか怒られている感じだ。
と、いうか―、
「えっと、人を勝手に殺人者にしてほしくないんだけどさ」
「とぼけないでよ!!」
こちらの弁明に一向に耳を貸す気がないようだ。それどころか憎しみを込めた目で僕を
見下ろしている。
聖杯戦争以前、ロンドンで一緒にいた頃は僕に対し何の興味も抱かず石ころを見る様な目
でしかこちらを見る事はなかった。何が彼女をこんなにも変えてしまったのだろうか。
早くそれに気付けないと僕の命がピンチだ。
そして僕が誰を殺したのかは彼女自身によって明らかにされたのである。
「私を騙そうとしても無駄よ。情報は既に届いてるんだから」
そう言い、彼女は小冊子を取り出し中ほどのページを開き僕に見せる。
『ロード・エルメロイの最期について』
この日ロード・エルメロイことケイネス・エルメロイ・アーチボルト氏は自らの
サーヴァントや婚約者同様にその命を落とし、三番目の脱落者となった。
彼は今回参加したマスターの中で最優の魔術師であったのは間違いない。
彼が脱落した一番の理由、それは・・・
まー、彼の弟子が色々勝手なことしたからだろーねー。
結論:ロード・エルメロイは弟子に殺された。そしてその弟子はのうのうと生きている
のである。まる。
(民明書房刊『言峰綺礼の聖杯戦争ガイドブック』より)
「こんなの嘘だ、僕は先生の死に関係無い」
「嘘?確かに監督役から送られてきたこの報告書には疑わしい部分もあるわ。
でもあんたはエルメロイ先生に何もやましい所はないと心から言う事ができる?
先生相手にフェアな戦いを通したと言えるの?」
「うっ・・・」
この時とっさに返事をしていれば事態は好転したのかもしれない。
だが、僕はロード・エルメロイに対してやましい所が無いとは言えなかったし、
現場では報告を書いた言峰を含めて全員が反則のオンパレードだったので、彼女に対して
適切な言葉をすぐさま言い返すことが出来なかった。
「そう・・・やっぱりあんたが先生を殺したんだっ!!」
「あ、あわわわわ」
も う だ め だ 。
聖杯戦争で生き残ったといっても僕自身何かレベルアップしたわけじゃあない。
同期の中でトップだった彼女に勝てる見込みなど、いや止める事すらできるものか。
(登場人物紹介2:セーラ・マッコイ)
オリキャラ。『僕』にとってはゼミ仲間である。
『僕』とは逆に家柄・才能共にロード・エルメロイの教え子として申し分無い人物。
トイレへの誘導・爆破・人払い、全ての彼女のしわざである。
今後ライバルキャラとして幾度と無く立ちはだかる予定。
最終更新:2008年01月18日 01:00