611 :エルメロイ物語 ◆M14FoGRRQI:2007/12/23(日) 13:26:52


レッツ質問タイム。召還した荒耶さん本人がふさぎこんでいるので、比較的余裕が
あって状況を理解しているっぽいアルバさんに聞こう。

「アルバさん質問がアルンジャー!」
「ナンジャー?」
「これって『』にたどり着いたわけじゃ…」
「そんなわけないだろう。失敗さ、大失敗」
「ですよねー。それであれは何です?このアルバさんとキャラがかぶっている赤いの」
「人をこれとか言うな!後、私はこんな赤ザコとかぶってはなーい!!」

両手の人差し指で頭の上にツノを作るポーズで怒りを表し背後に爆発のエフェクトを起こす赤いの。

「誰が赤ザコだ変態!それとヘタレくん、私がこんなのとキャラが被っているとは
二度と言うな、我が名はコルネリウス・アルバ、唯一無二の天才魔術師だ!!」

パチンと指を鳴らし背後に爆発のエフェクトを起こすアルバさん。

「はいすみません、二人ともとても個性的で全くかぶってないです」
「「わかればよろしい」」

本当の事を言っただけなのに何で僕が怒られているのだろう。

「それでアルバさん、これ…じゃなくてこちらの方は?」
「自称高レヴェルの抑止力だそうだ。ちなみにこいつが私達の前に現れたのはこれで7回目なのだがね」
「自称高レヴェルの抑止力?」
「そこから先は私が説明しよう!」
「わっ」

突如会話に割り込んできた赤いの。まあ、説明してくるのはありがたいのだけど。

「ポンコツ魔術師よ、お前もポンコツなりに魔術師なら知っているだろう」
「ちょっと待った、ポンコツ魔術師って僕の事か、赤いの」
「この場にいる四人の中ではお前しかいないだろう。それとも凡骨の方がいいのか?」
「どっちも嫌に決まってるだろ。名前を教えてやるから普通に呼べよ」
「私はお前の名前など興味は無いから断る。話を続けるぞ。『』に辿りついてしまうのは
魔術師の最終目標にして禁忌、世界は辿り着こうとしている者を見つけるとその魔術師の
覚悟と力量に応じた抑止力を送るのだ。興味本位程度で挑戦した者には上からタライを
落とす程度の、そしてかなりゴールに近づいている者には私の様な高レヴェルの抑止力が
止めに来るというわけだ。分かったか、このポンコツ魔術師めが」
「とりあえずお前が高レヴェルの抑止力じゃない事は分かったよ」
「なにぃ!私の話を聞いてなかったのかポンコツ魔術師!」
「いやー、だってさ、ねえアルバさん」

アルバさんに話しを振る僕。アルバさんも僕の言いたい事を理解しているらしく、
うんうんと頷いた後話しを繋げる。

「アラヤが『』に至るまで後一歩まできているわけないだろ。こいつの才能の
なさは私が一番知っている。ゆえにお前の正体もそこらの下級霊に決まっている」
「か、かかか、下級霊だと!このエミヤーマンのどこを見て下級霊だというのだ赤ザコ!」
「口ではなんとでも言えるさ。お前が本物の抑止力だと言うのなら証拠を見せてもらおうか」
「そのセリフ…後悔するなよ!行くぞ私のターン、正義の味方エミヤーマンを生贄に
捧げてブルーアイズホワイトペンドラゴンを召還!!」

そのころ荒耶さんは地面に『の』の字を書いてまだうじうじしていた。

【選ぶメロイ】
みえるひと:お茶碗とお箸を持ったアホ毛の少女光臨。
斬:ハンバーガーを食べているゴスロリ少女光臨。
ベルモンド:しーん。

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最終更新:2008年01月18日 01:12