295 :Fate/testarossa ◆JtheEeHibM:2008/01/04(金) 14:00:01


  バーサーカーに向かい、全力で体当たりをしかける。
  フェイトもアーチャーも離れている今、対処できるのは俺しかいない。
  相手は勢いで回避が出来ない分、こちらから飛び込めば計算を狂わせられるはずだ。
  体制を崩せれば、氷室が逃げる時間を稼ぐことも出来る……!

 「え、衛宮!?」

  握っていた氷室の手を離し、前へと飛び込む。
  目前に迫った黒い剣士との衝突に構え、

 「―――あ」

  笑えるほどの唐突さで、視界が斜めに回転した。

  数回地面と宙が行き来し、右手に壁が見える形で回転が止まる。
  肩から上の無いオブジェが、膝から崩れ落ちるのを目にして、これが壁ではなく地面だと気が付いた。

 「―――ぅ、ぁ―――」

  思うように声が出ない。
  雲でも出たのか、視界が刻々と暗くなる。
  月明かりが見えないかと、首を頑張って上に向けた。

 「…………ぅ! ………!」

  さっきまで聞いていた声が遠のく。
  離れていくということは、逃げられたのだろう。
  それなら、彼女はひとまず大丈夫か。

 「――――――」

  視界に、何かの影がかぶさる。
  誰だかまったく分からないのに、なんだか懐かしい気がして、俺の意識は遠のいていった。



          ――― DEAD END



  この後は、t(ry道場のコーナーです。
  原作および本編のイメージを著しく害する危険があります。
  覚悟の上でご覧ください。


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最終更新:2008年01月27日 21:46