352 :エルメロイ物語 ◆M14FoGRRQI:2008/01/05(土) 02:32:00


【作者からのお詫び】
本来ここには18禁ギリギリのエロパロが載るはずでした。
でもよく考えたら元ネタの作者の許可なしにそんな事したらダメに決まってますよね。
てなわけでウェイバー達は映画は見ました。が今回はその内容はここには載せません。
期待していた皆様には本当に申し訳ございません。今後はこういったネタはなるべく
自重していきます。



「いやー、映画って素晴らしいですねアルバさん」
「・・・」

アルバさんが僕を怪訝な眼で見ている。

「どうしました?アルバさん」
「いや、随分とさっきの映画を楽しんでいたみたいなのでね。てっきり君は映画とかは
あまり見ない若者かと」
「はい、確かに僕は映画とかは特に好きな方ではないです。でも今回見た映画は
ちょっと特別でして」
「特別?」

そう、僕はこの映画を見たことないけれどタイトルや内容は知っていたのだ。

「僕のルームメイトがこの映画が好きでして、しょっちゅう僕にも一度見てみろと
進めていたんです。それがまさかこんな時に見られるなんてという思いでつい見入って
しまいました。実際予想よりもおもしろかったですし」
「なるほど、意外だな。君にも友達がいたのか」

そう言いクックッと笑うアルバさん。
マズイ、なんか誤解されている。訂正しなければ。

「べ、別にそのルームメイトとは友達じゃないですよ。しょっちゅうこっちに向かって
映画の話とか一方的に向こうが振ってくるだけです。大体、僕は自分よりいい家柄の
人間とは性別年齢を問わずして友達になりたくありません」
「ほーう、それは本当かね?」
「誓ってはい」
「残念だ、私は友達として見てくれていなかったのか。はあ」

さらにマズイ、話がすごい変なほうに向いている。奴と友達だと思われないように
するあまりアルバさんに嫌われてしまいそうだ。頑張れ僕!!仕切りなおすんだ!

「えーっとそうじゃなくてですね、アルバさんはアホだから例外、あ、いえ、
違った。アルバさんは家柄とか年齢とかを超越した存在として希少種的な思わず
保護したい的みたいなー、いや、これも違う。えーっとえーっと、んーーーー、
あ、アルバさんほら窓のフタが開きましたよ!もうすぐ空港ですよ。降りる準備しないと」

うまく説明できなかったので強引に話題を変える。これが思いのほか良かったようだ。
アルバさんは窓の外の方に注意を向け、さっきの質問はもう頭の奥へと追いやったかのよ
うだ。

「いなくなったな、あの低級霊」

あ、ホントだ。左翼の上に赤いのがいない。途中で振り落とされたのか、それとも成仏
したのか。どちらにしろ、いなくなって良いに越したことはない。

さあ、いよいよロンドンだ。これから僕の事を敵視するであろう人達、エルメロイ派
に会いに行かなければ。そう、これはあの場にいたものとして、僕が避けては通れない
道だ。では、ここでまだ見ぬエルメロイ派の人達を想像してみる事にしてみよう。
ロード・エルメロイと同じ顔をした老人、老婆、淑女、青年、幼女、幼児、ペットの犬が
一斉に僕の書いた論文を引き裂く図が頭の中をぐるぐると駆け巡る。
ちょっと会いたくなくなってきた。

一日目 了


【選ベット】二日目予告編
ギャグ・エロ・カオス多め:薄明かりのついた部屋の中、鏡台の前にやや大柄な美女が
立っていた。
「こんな事やりたくはないけど…でもアイツの力を、あのナンパ男の力を借りるにはこうするしかないんだ」
そういい、震える手つきで自分の顔に化粧をしていく美女。
そのとき、後ろのドアがゆっくりと開き別の女性が顔を出す。
「ち、違うんだ咲夜!!僕は…」
両手で顔を隠し何かを否定する美女に近寄っていく女。そして―、

いつもの配分:「ふん、聞いていた通りだ。女みたいな髪型の二十歳前後の男。
間違いない、お前がウェイバー・ベルベットだな?」
空港を出た僕達の前に突如現れた新キャラ。間髪いれずにこちらにタックルしてきて、
そのまま胴体に両手を回し担ぎ上げられる。
「さあいくぞ。エルメロイに連なる一族全員がおまちかねだ」
男は去っていく。その手にアルバさんを抱えて。ちょ、そっちウェイバーじゃないんですけど!!

シリアス99パー:「ロンドンに来た男エミヤーマッ!」
空港の屋根の上で軽やかにステップを踏む男が一人。
エミヤーマンはロンドンに到着したのだ。途中、アルバに無視されたり海に落ちてサメに
食われそうになったりしたけど寸前で自分が霊体である利点を思い出し、幽霊的に
物理ダメージを無効化し普通に到着したのだ。行けエミヤーマン、正義のために。
行けエミヤーマン、人類を守るために。

これまでの三倍のカオス:ロンドンは時計塔の会議室、現在アーチボルト家を主軸とした
エルメロイ派の面々がこの場に集い会議を行っていた。そこにはケイネスに従事した
学生達の姿も。今日の議題はこの先エルメロイ派が生き残るにはどうすればいいのか、
すなわちケイネスに変わる先導者を誰にするかを話し合うこととなっていた。


投票結果


ギャグ・エロ・カオス多め:0
いつもの配分:3
シリアス99パー:5
これまでの三倍のカオス:3

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最終更新:2008年01月27日 23:11