620 名前: ブロードウェイを目指して ◆bvueWC.xYU [sage] 投稿日: 2006/08/27(日) 13:34:45
「あっちに戻ったら戻ったで休まる暇がないからここでいいんじゃないかな?」
考えてみれば今は二人しかいない状況だからこんなにもまったりとしていられるけど、もし教室に戻れば
アルクェイドやシエル先輩や秋葉がいるんだ。ましてや他にも曲者がぞろぞろといるんだし。
うん。やっぱりここはこのままココに残るのが得策だな。
「そっか……じゃあ」
そう言って弓塚はその場にぺたんと座り込んで一息でペットボトルの栓を開けた。
「ぬぉっ」
そのまま何気なく弓塚の手元から視線を下ろすと、そこにはすらりと細く白く透き通った太腿が
惜しげもなく覗いていた。弓塚のやつ、大人しそうな性格のくせにスカートだけは一丁前(?)に他の子並に短いんだもんなぁ……。
「?」
「いや、何でもないよ」
俺の奇声に首を傾げている太腿の持ち主はペットボトルを口につけて傾けたまま疑問の表情で俺を見ていた。
ちょっと待て。その首筋とかもちょっとヤバイって、マジで。
「……よっと」
感づかれないようになるべく平常心を保ったまま胡坐をかいて座る。弓塚との距離は大体手を伸ばして届くか届かないくらい、
向かい合って座っているがお互い目を合わせずに黙々と自分が持っている飲み物を消化する作業に精を出している。
「………………」
「……………………」
やっぱり会話がないと気まずいよなぁ……。
ここは何とかして話をして盛り上げないと。
そうして俺は口を開き、
間:「弓塚、そのミルクティーうまいの?」
→もう何が起こるか分かるでしょ?ベタベタなイベントへ
論:「弓塚、さっきの場面の事なんだけど……」
→味も素っ気もない演劇話へ
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最終更新:2006年09月05日 15:32