322 :エルメロイ物語 ◆M14FoGRRQI:2008/02/11(月) 06:32:58


エミヤはちらりと扉の上部に貼られた住民の名を見て、そして目の前のロリに確認を取る。

「君がマリアンヌ・ダグラス・チャダ」
「はい、ウェイバーのルームメイトのマリアンヌでございます。私は貴方様の事を
待って―」
「そうか、そうか。ではっ、さっそくフィッッッシュ!!」

肩をつかみ一気に引っ張る。
その目は決して余計なことは喋らせるものか、つーか邪魔だからどっかいけという決意
に溢れかえっていた。キリモミ回転しながら後方に飛んでいくチャダ。やがて爆音。

「っしゃー!」
「っしゃー!じゃないだろ下級霊!」

アルバのスリッパでのツッコミが後頭部でいい音を鳴らす。

「ウェイバー君のルームメイト(推定)に何をするだー!!」
「落ち着け赤ザコ、アレはポンコツ魔術師のルームメイトではない。たぶん彼を襲いに
きた敵の刺客だ。我々はあやうく騙される所だった」
「根拠はあるのか?」
「ああ。だってここ男子寮だしな」

そう言われてようやくアルバとバゼットは異常に気づく。
そう、敵の刺客云々は完全にエミヤによるデタラメだが、そもそも男子寮に女子が
いる事がありえない事なのである。

「だとすると彼女は一体――?」
「それはこう言う事じゃ」

バゼットの疑問に答えるかのようにタイミングよく後方から戻ってくるチャダ。
受身を取ったのか投げられた事によるダメージは無かったようだ。
だがその姿はこちらに近づくにつれ変化していった。

(パキ…ぺキ)

両腕から骨がなる音がしたかと思うと、

(メギッ ガキッ)

その直後両腕が一気に倍の長さにまで伸びる。そして腕が伸びきった時には胴体と両足も
変化を始めていた。

(バキベキッ ガゴギッ)

全身が伸びきりその姿は完全にロリではなくなっている。いや、それどころか女の骨格
ですらなくなっていた。

(´・3・`)「これが俺のハンサム顔だ」(バアアーン)

あっけにとられる三人。それぞれの頭の中ではインド人だから手足が伸びるのかとか
何のためにロリの姿を取っていたのだとかすごい声まで変わっているだとかいうほど
ハンサムじゃないむしろ地味な顔だとかの思いがぐーるぐる。

【選択肢】
超混沌ビーム:とりあえず目の前の男=正真正銘のウェイバーのルームメイトという所までは理解した。
激混沌ビーム:「エミヤ小隊リーダーより各機に告ぐ、私に続けぃ!!」「「応!!」」
目の前の男=正真正銘のウェイバーのルームメイトという所まで理解するよりも早く
彼らは合体攻撃ガーディアンフォーメーション(攻撃力2800)の態勢に入ってしまっていた。
だってこのパターン普通は敵じゃん。
真(チェンジ!!)混沌ビーム:「エミヤ小隊リーダーより各機に告ぐ、私に続けぃ!!」
「「お、応!!」」人外ロリへの熱い思いを汚された事への怒りがエミヤを合体攻撃
ウルトラガーディアンフォーメーション(攻撃力3700必中熱血使用済み)に駆り立てた。
そしてその勢いに逆らえずついノリで答えてしまったアルバ達であった。


投票結果


超混沌ビーム:1
激混沌ビーム:0
真(チェンジ!!)混沌ビーム:5

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最終更新:2008年04月05日 18:43