917 :エルメロイ物語 ◆M14FoGRRQI:2008/03/09(日) 15:15:30


(アニメ)
ここまでのあらすじっ!
何かの間違いで大魔術師を呼び出してしまった僕は妹の服を借りて女装系美少年魔術師と
して戦わなければならなくなってしまった。一刻も早く他の召還者達を倒し平和を取り
戻さねばと夜の街を探索する僕とアーチャー。そして、僕達の前に現れた召還者、
それは何と僕のクラスメート江宮四郎だったのである―!!

「そんな、江宮何でお前が」

僕は目の前の光景を否定したかった。クラスメートであり、僕の女装姿をただ一人
笑わずに真剣に対応してくれた親友。その親友が大魔術師を率いて僕の前に立ちはだ
かっている。しかも女子のブレザーを着て。

「見ての通りさ慎一。俺も偶然召還してしまったんだよ。紹介しよう、俺のパートナー、
セイバー・オリジンだ」

セイバー・オリジンと呼ばれた男、金髪の青年が僕を凝視する。その目はやはり、四郎が
女装している事から言っても―、

「やはりこいつもアーチャーと同じ女装っ子萌えなのかー、わーん目が怖いよー」
「待てクソガキ」

アーチャーが僕の肩をがっしと掴んでドスの効いた声で突っ込む。

「念のために言っとくがな、俺はヤローの命令に従うのが死ぬより嫌なだけだぞ。
女装したお前に従っているのは屈辱に震えるお前がおもろいのと見た目がまあまあ可愛い
からだ。そこんところを間違えるな」
「あ、ああそうだったね」
「まあ、あいつの方は真性の女装少年マニアだが」
「何ー!!」

胸とお尻を押さえてアーチャーシールド展開。
助けて咲夜、助けておじい様、変態がこっちを見ているよ。

「グフフフ、そうおびえるなアーチャーのマスター。我(オレ)はそいつが言うような
女装少年マニアではない」
「ほ、本当か!?」
「そう、我はかわいければ性別なんて気にしないだけだ。ハァハァ」
「僕にとっては本質的にはかわらなーい!」


(リアル)
アルバ「脱出成功!」
アルバはサラの腕を強引に振り払うのに成功!
サラはバランスを立て直すのみでこのターンは攻撃しない!
こるねりうスライムは床の上でぷるぷるしている。
バゼットはアニメに夢中だ。
サラは結界発動の構え。どうする?


(アニメ)
「と、言うわけでだ。我はこの勝負棄権する。あっちのワカメの方が女装の完成度が
高いからな」

アーチャーの横に立ち、まるで最初からこちら側だったかのように江宮と対峙する
セイバー。

「そ、そんな。それじゃあ俺の夢は、この戦争の勝者になって正義の味方になるという
俺の夢はどうなるんだ」
「知るか、全力で女装しなかったお前が悪い」

がっくりと膝をつく江宮を冷たく突き放すセイバー。こいつまさに外道。
というか江宮、高校生にもなって夢が正義の味方ってどうなんだよ。

「では行くぞワカメよ。我とアーチャーが組めば怖い物なしだ。このまま一気に優勝でも
してしまうか―」
「待てよ」

ゆらりと立ち上がる江宮。決意を秘めた目で僕の方を向き、とんでもない事を口にする。

「俺はまだあきらめない。いくぞ慎一、俺と女装勝負だ!!」
「あんですとー!!」

(リアル)
アルバ「こるねりうスライムよ、顔面に飛びかかり詠唱を妨害しろ!」
スライム「だが断る。いつまでも俺に頼ってちゃあ一生アオザキには勝てませんぜ」
アルバの命令はファンブル!スライムに反抗的な自我が生まれちゃった!
サラ「詠唱完了!」
サラの特殊能力【簡易結界・部分湿度操作】が発動!
アルバは三ターンの間口の中が乾いて魔術の発動の目標値が4下がり
おまけに最終ダメージも2点減らされてしまう!
バゼットはアニメに夢中だ、でも皆が騒がしいのでちょっとイラついているぞ!
スライムは葉巻を吸ってサボタージュの姿勢!
サラは素手で向かってくる!


(アニメ)
セイバーの魔術により夜の公園が一瞬でプールに変化する。
女装勝負のテーマは『プールの女子高生』。
この勝負に負けたらセイバーは再度江宮の方に付いてしまう。
色々な意味で負けられない!!

「俺が先に行かせてもらうぞ」

舞台にはセイバーが作り出した新型と旧型のスク水が置いてある。
ボディラインを隠す事ができないがゆえに水着女装はあらゆる女装の中でSランクの
難易度といわれている。
江宮、女装初心者のお前が一体どんな手を使って演じるんだ。

江宮はスク水に着替え――ず、ブレザー姿のままでプールサイドに体育座りをする。

「・・・何をやってるんだ江宮?スク水も着ず、プールにも入らずじゃあテーマから外れてる
じゃないか」
「いや、これはかなり不味い状況だぜクソガキ。あいつ、もう女装に入り込んでいる」
「ハア?何言ってるんだよアーチャー」

念のためもう一度じっくりと江宮の姿を見る。
プールサイド、パンチラしないようにしっかりと閉じられた足、そして顔を伏せている
この姿は、
「あ、あああーっ、そうかこの手があったか!!」

僕もようやく江宮の演技の正体に気付く。そうだ、『プールの女子高生』といえば水着とは
限らないじゃないか。

「おおう、あれこそは『生理で見学する女子』の構え・・・!!我的に90萌えポイントー!!」

鼻血を噴出して卒倒するセイバー。マズイ、萌えポイントとかよく分からない単位だが
多分同じシチュエーションの女装をしても絶対に勝てない!もちろん普通にスク水を
着ても無理だ。
ど う す れ ば い い ん だ

(リアル)
アルバ「口が乾いて魔術が使える気がしない!」
アルバがしかたなく放ったパンチはサラの胸にはじかれる!
サラ「マッコイ・クロー!」
アルバは再び頭をつかまれた!4点のダメージ!
アルバ「あだだだだ」
バゼット「さっきからうるせー!」
バゼットはついにブチキレ!ちゃぶ台の下にあった四角い物を投げつける。
クリティカル!
謎の物体を顔面に喰らったサラはショックで正気に戻った!
アルバ「これは・・・日記帳?」
戦闘終了!
スライム「やれやれだぜ」

(アニメ)
次回予告っ!
江宮に追い詰められた僕が新型のスク水に着替え取った手段とは?
そしてこの先現れる第三の大魔術師キャスターはどんな変態なのか?
そしてそのマスター、陸上部のエース巻寺椿の女装のジャンルは?
全ては六巻で明らかに!!

ウェイバー到着まであと1ターン

【選択肢】日記の持ち主は?
ネタ元のはぢめて作者に心からのさんくすとそーりー:ヘタレ
冬木ポリス作者にも心からのさんくすとそーりー:インド


投票結果

ネタ元のはぢめて作者に心からのさんくすとそーりー:4
冬木ポリス作者にも心からのさんくすとそーりー:5

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2008年04月05日 18:50