248 :エルメロイ物語 ◆M14FoGRRQI:2008/03/25(火) 16:21:54
人んちに乗り込んでおいて出てけというサラ、今までは顔の怖さと巨乳に免じて
見逃してやったがさすがに限界だった。
「巨乳だからってー」
ぐわしっと近くにいたスライムの頭をつかみ、
「いい気になってるんじゃねー!」
チャダさんの胸に押し込む。これで色気への対抗策はできた。巨乳の意味さえなくせば
サラは単なるむっちゃ強くて嫌な女だ、何とか・・・・なる!!
「ひゃうん!ウ、ウェイバー突然何をするのじゃ!」
「いいぞスライム、そのまま胸で待機、彼女の動きに合わせて揺れまくれ」
「いいぜ、エロならまかせろ」
ビシィと胸の間からサムズアップして渋い声で答えるスライム。
「こ、こらっ、変な所をさわるなこのスライムめが!ひ、ひぁあっぁぁ」
スライムを剥ぎ取ろうとしてもがくチャダさん、しかしそれに合わせスライムは
上下左右に激しく動き逃れ続ける。そのくせ服の上からならそれは間違いなく巨乳の
動き、このスライムかなりできる。というかスライムが喋るなんてやっぱアルバさんは
天才だなーと僕は思ったのである。
「というわけだサラ、こっちはもうお前の巨乳に惑わされないぞ。ここは僕の部屋だ、
お前が出てけ、もしくは家賃として一分一揉みで我慢してやるっ」
「何いってるのか分からないけど、とりあえずそれって私にケンカ売ってるのね?
いいわ、私はクラスのドベ二人ごときにはどんなジャンルだろうと決して負けないから」
プライドの高いサラは僕の挑発にうまい具合に乗る。
「では、勝負の舞台は整ったわけだな、これよりセーラ・マッコイと
マリアンヌ・ダグラス・チャダによる部屋の使用権を掛けたモエトルを行うもの
とする。審判は私コルネリウス・アルバが公平に行う。それでは・・・モエトルファイト!!」
指を鳴らし背後に爆発を起こすアルバさん。あんたいいとこ取りすぎです。
かっこいいなあコノヤロウ。
【モエトルファイト】
時計塔学生プロレスにおいて女子レスラー同士で行われる特殊マッチ。
お互いに技を掛ける事無く観客に向かって自分のセクシーさを交互にアピールし、
その優劣によりレフェリーが裁定を下す。かつてコルネリウス・アルバは男であるにも
関わらずレオタード姿でこの勝負に参加し、対戦相手のパトリシア・コーラルサワーに
圧勝した事は伝説になっている。
年上ロリ偽胸性別換装可能シャーマン留学生
対
Eカップモデル体型成績優秀健康系スッピン美人
「凄いモエトルオーラだな。このコルネリウス・アルバこれ程のオーラは見るのは
初めてだ。そしてそれに一役買っているのが私のこるねりうスライム、やはり私は天才!」
アルバさんのナルシストぶりはともかく、素人の僕にも分かるほどのハイレベルな戦いだ。
涙目で自分の胸(に擬態したスライム)を服の上から引っ張って取ろうとしているチャダ
さん。
「五ポイントー!」
に対し、ジャージをチラめくりし、割れた腹筋を見せるサラ。
「こっちも五ポイントー!現在46ポイント同士でイーブン!」
成績優秀で家柄も良し、その上努力なしにこんないい体してるなんて反則もいい所だ。
それにしても辛抱たまらない。目の前で二人の正反対のタイプの女の子がこんなに
挑発してくるのだ、おもわずムラムラきてしまう。そこをいくとアルバさんは紳士だ。
二人の間に立っているのにヨダレ一つこぼさない。
そして、僕より辛抱たまらなくて紳士じゃないのが一人・・・!!!
「合法ロリゲットだぜー!!」
突如割り込んでチャダさんをお姫様だっこする赤いの。こいつはロリ好みか。
「な、何をするじゃー!」
「私は大変なものを盗んでいきました。あなたの心と体です。さあ、式を挙げにいこう」
チャダさんを抱えヒャッホーと叫んで窓から逃げ出す赤いの。
すぐさま後を追いたいがここは446号室、4階から飛び降りたら幽霊のアイツはともかく
僕は無事には済まない。しかたなく階段を下りて赤いのを追う。
「待てールパーン!」
【人物紹介11 パトリシア・コーラルサワー】
時計塔の現役学生であり、現在の時計塔プロレスの代表団体『ネオ・ちょっちゅね軍団』
の代表。デビュー戦の特殊マッチでアルバに完敗したのをバネにし、今では練習戦含め
2000試合無敗という大記録を打ち立てている。
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最終更新:2008年08月19日 03:09