273 名前: ミルクナイト ◆M14FoGRRQI 投稿日: 2006/09/09(土) 01:21:25

新連載です。よろしく。

駅前の喫茶店のテーブルの一つで、じじいと若者が店中に響く程の大声で女の好みに
ついて熱い議論を交えていた。

じじいの名は間桐臓硯。メイドに萌えるただの500年生きた魔術師である。

若者の名は間桐慎二。魔術回路を得なかった事と引き換えになぜか女にモテまくるという
あるいみ魔術な能力を手にした誇り高き海藻類である。

「つまりですねお爺様、僕はこう言いたいわけですよ。義理の妹とセックスがしたいん
だじょー!!」
勇者シンジは声を大にして自らの性癖を主張した。

「2時間も女の好みについて話し合ってでた結論がそれか慎二」
「ええ、もう僕はノーマルな出会いやちょっとしたハーレム程度ではときめかなく
なってしまったのです。ああ、モテすぎる我が身が憎い!」
「それならば桜を使えばいいではないか」
「わかってないなあ、あんなのじゃあもう萌えないんだよ!ぶっちゃけあきました。
あー新鮮な妹が欲しいなあー」

他の客の冷たい視線を気にせずに床にゴロゴロと転がり己の間違った情熱にもだえ
苦しむ慎二。臓硯はそんな孫の情けない姿と孫に対して何も協力できない自分自身の
ふがいなさによって「わしは姉のほうがえーのー」とつぶやきながら人知れず涙を
うっすらと浮かべていた。
涙の中ではちっちゃいエロ虫がピチピチと泳いでいた。

274 名前: ミルクナイト ◆M14FoGRRQI 投稿日: 2006/09/09(土) 01:23:03

それから数ヶ月後の間桐邸の地下でのことである。
前回から十年ぶりに行われる聖杯戦争に向けて、慎二の義理の妹である間桐桜による
サーヴァントの召喚が行われようとしていた。

「よろこべ慎二、おぬしの夢がようやくかなうぞ」
「あー?僕は聖杯戦争なんてもうどーでもいいんですよ。は〜妹萌え〜」
魔術師になるという夢も忘れすっかりダメ人間になってしまってしまった慎二。
今の彼の頭の中には脳内で作られた架空の義理の妹の事しか入ってない。
しかし、

「サーヴァントが女の子なら令呪でどんなプレイもすき放題なんじゃがのう」

この一言で慎二の目に光が戻った。着ている服を一瞬で全部脱ぎ捨て、全裸で
サーヴァントの召喚を待つ。

口にバラを咥え、腰を左右に振り両太腿に象さんをペチペチと当てながら桜に声援を
送る慎二。
兄を無視して歯を食いしばって今は耐え続ける桜。
そしてさっき食べたご飯が何だったかを必死で思い出している臓硯。
チームマキリの心が一つになったまさにその時、光とともにサーヴァントが現れた。
【選択肢】
熱血:肩にかかる長髪が特徴的な和服の男
集中:白いタキシードを着た背の低い男
加速:ゼッケンの付いたタンクトップ姿で長身の男
気合:半袖のスポーツ服と白い帽子の小さな男
魂:頭に白い布を巻いた体格のいいヒゲ男
必中:ランドセルを背負った見た目も小学生ぐらいの男
愛:巨乳童顔でバニーガールの姿をした女

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最終更新:2006年09月11日 19:58