366 名前: 仮面ライダールート5-2 (M8z3Z2VY) [sage] 投稿日: 2004/11/23(火) 23:00
「ああ。来てくれると、凄く嬉しい」
「――ふん。我が来てやる、と言っているのだ、もっと喜べ」
鼻を鳴らして、ギルガメッシュが笑った。
それに笑みを返しながら、俺は弓を脇に手挟み、
「頭に巻いたらランボー、なんだけどなあ」
そんな事を言って、俺はバンダナを首に巻きつけた。
生憎と色は白だけれど……うん、マフラーとしては悪くない。
「なんだ、ソレは?」
「仮面ライダーとしての正装、って所かな?
あ、俺のバイクは?」
「我がちゃんと運んでおいた。
感謝しろ、雑種」
「あ、助かった。
……ありがとう」
頭を下げる。
なんというか、俺はギルガメッシュに運ばれてばかりいる気がする。
「―――藤ねえは?」
「タイガなら、貴様の布団につきっきりだったが……我が『闘らねばならぬヤツがいる』と言ったら納得してた。
最後の最後まで心配していたがな」
そうか。
――――うん、藤ねえの為にも。
ギルガメッシュのためにも。
そして美綴のためにも。
衛宮士郎は行かなければならない。
ギルガメッシュを連れて、外に出る。
と、其処には――――
「なんだ、まだ居たのか『化け物』」
――慎二が、いた。
「お前の所為で、美綴が攫われたし、僕も酷い目にあったんだ!
なんでこんな所に、お前がまだ居るんだよ!『化け物』!」
―――化け物、化け物、化け物。
「あ、それとも逃げようとしていたのか?『化け物』だものな、それくらいするよな!!」
――――化け物、化け物、化け物、化け物、化け物、化け物。
「『化け物』!さっさと消えちまえ、『化け物』!!」
俺は―――
1.撲らない。
2.撲る。
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最終更新:2006年09月24日 15:36