619 名前: ミルクナイト ◆M14FoGRRQI 投稿日: 2006/09/15(金) 06:43:01
カレイドルビーの敵意をモロに感じた俺に、この公園からすぐに逃げ出すという
選択が頭をよぎったが、それと同時にもう一つ別の考えが浮かび上がった。
この女はこのアザが何かを知っている。ならばこいつから話を聞けば事態は意外と
あっけなく解決するんじゃないか?そもそも俺はそういう目的で彼女を呼び出したんだ。
しかし、その為には襲い掛かってくる彼女を叩きのめす必要があるだろう。
俺は自分と彼女の戦力差を確認し、勝利への糸口を探った。
俺
- 体調悪し。しかも左手使用不可。
- 使用可能魔術は強化のみ(成功率は今だと推定3%以下)。
- 素手。
ルビー
- 体調よさそう。
- 多分魔術師(それも俺よりずっと上位の)。
- 武器:カレイドステッキ(ビームでる)。
だめだ、今はどう頑張っても勝てそうに—、
突然5メートルぐらい先からビームが飛んできた。
「うおぉっ」
腹にまともにくらい、派手にぶっ飛んでブランコの柱に激突してその場に転がる。
「痛ぇぇぇぇぇっ!!!!!!!」
今ので左手を柱にぶつけて激痛がピークに達した。その代わりに他の部分にダメージ
がなかったのは不幸中の幸いか。
こ、これは本調子でも絶対に勝てないな。
よし作戦変更、逃げるが勝ちだ。
620 名前: ミルクナイト ◆M14FoGRRQI 投稿日: 2006/09/15(金) 06:44:41
涙と鼻水をすすり上げて必死に立ち上がる。目が霞んでカレイドルビーが二人に見える。
「無様ね。サーヴァントも呼び出さずに何をやってるのあなた?」
右のカレイドルビーから見下される。さーばんと?何を言っているのか分からないが
何とでも言え。
ただし、頼むから逃げた時、追いかけてこないで欲しい。
「サーヴァントの助けが欲しければ令呪を使って呼べば良いのに。つーかあんたが
令呪を使わなきゃ、令呪一個使ってまでサーヴァントをここに呼びだした私が馬鹿
みたいじゃない!いや、使わないならそれはそれで楽なんだけどさー」
左のカレイドルビーの言っている事はもっとわけが分からない。れーじゅを使う?
何やら俺に対して怒っているようだが・・・
「って本当にカレイドルビーが二人いるー!? も う だ め だ」
れーじゅ、さーばんと、ややクールな右ルビー、ややおバカそうな左ルビー、手のアザ、
何も分からない。
俺はなんで正義の味方と戦ってるんだろうか?
俺はなんで正義の味方を目指していたんだ?
ハーレム作りたかったなー。もずくってなにさ?なんかのさなぎじゃない?
ああ、俺はここで死ぬんだなあ。でも、どうせ死ぬなら—————
【選択肢】BAD行き選択肢多数あり注意されたし
ファルコン:左手を天に向かって高々と上げて叫ぶ。
「俺のさーばんとっ!!来いぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!」
ドキンちゃん:ひたすら土下座。
「逆らってスンマセーン!俺はただ左手に出来たアザを消したかっただけなのです」
Rの女:ブランコの鎖を手に取り自分の持てる技術全てを込める。
「————同調、開始(トレース、オン)」
ノーパンじゃぶじゃぶ:最初の方で太陽がうんぬん言ってたのを思い出した。
「あのー、もう朝日出てますよ」
五人揃ってゴレンジャイ:二対一が何だ。それでも逃げ切ってやる。
「言われなくてもスタコラサッサだぜ〜」
最終更新:2006年09月15日 21:15