406 名前: 隣町での聖杯戦争 ◆ftNZyoxtKM 投稿日: 2006/08/24(木) 04:06:39
握手した瞬間、マナが濃密になった。
瞬時に手が離れ、庭の方向、家の外に向けて構える。
「コレは……」
「恐ろしく大規模の召還か、もしくは誰かが敗北したものと思われます」
いつの間にか庭には武装したライダーが身構えていた。
「早いわね……既に始まっているということなの?」
「七騎揃わずとも戦争は始まりうる、と言う事でしょうか……詳細は不明ですね。
当該地区……S市ですか、早めにその教会へ行った方が良いかも知れませんね」
「ライダー、知っていたの?」
相談しようと思った矢先の逮捕劇で、話す暇はなかったはずだ。
「はい、マナが僅かずつ上昇していくのは感じていましたので、冬木の周囲100キロ程度を哨戒してアタリはつけていました」
「なるほど、頼りになりそうね、よろしくお願いしますわ、ライダー」
構えを解いてルヴィアが笑顔で言った。
やや遅れて桜と士郎が庭に現れた。
「遠坂、ルヴィアも、無事か? 何があったんだ?」
「ええ、大丈夫よ、それよりも士郎、桜も、相談したい事があるんだけど」
凛は一週間程遅れながらも、近隣で起こりうる聖杯戦争について話した。
勿論の事、二人は快く了承してくれた。
「まだ飲めるぞーい!」
そして虎が暴れ出す。
余程気に入ったのか空になった瓶を呷っていた。
「とりあえず、こちらが先のようですわね」
「そうね、とりあえず藤村先生をなんとかしましょう」
1:そして朝が来た
2:その様子を見守る一対の影があった
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最終更新:2006年10月30日 00:54