777 名前: 言峰士郎-2 (eYkk4Fu6) [sage] 投稿日: 2004/12/05(日) 20:35

―――そこに立っていたのは、全身に黒衣を巻きつけた、ヒトの形をした闇。
長身痩躯の身体に、唯一個性を見出せるとすれば、それは顔に掃討するだろう部分に張りついている白髑髏。

ヒトの身にして怪異。
怪異故にヒト。

それはまさに、サーヴァントであった。

「ナんじ、が……わ、ガまスたーか」

壊れた弦楽器を数個並べ、その音をでたらめに合成したような声。
男の声にも聞こえ、女の声にも聞こえ、子供にも――ひょっとすると老人かもしれない、と思えるほど多様に変化する声。


「ワ、たシ……は、あサシん、、ノさーヴぁンと。
 コんゴ、とモ、ヨろシク」

―――――アサシンか。

記憶を辿っていく。
『課題』開始前に義父が幾つかのことを教えてくれた。
その中の一つに、アサシンのこともあったはずだ。
確か―――

1.アサシンのクラスについて
2.ハサン・イブン・アル・サッバーハという暗殺者について

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最終更新:2006年09月24日 18:18