136 名前: 言峰士郎-7 (eYkk4Fu6) [sage] 投稿日: 2005/01/03(月) 02:07

「シロウ!」
廊下の向こうから駆けて来るのは、
弓道部の部長だった、とっても小さいイリヤ先輩だ。
去年は生徒会長もやっていた優等生で、さらに帰国子女で、
なかなかのロリッ子故に、親衛隊が結成されるくらいの人気者。
たしか後藤君が親衛隊長だったはずだ。
何でも、単身赴任の親父さんに付いて日本にやってきて、
そのまま定住してしまったのだとか。
まあ、そんな事よりも、気になっているのは。
「――あのサイズの制服ってあるんだなあ」
とかいう、そんな些細なことだったりするのだが。
「シロウ!」
「そんなに急いで、どうかしたのか元生徒会長」
「ねえ、悪いんだけど放課後ちょっと付き合ってくれない?」
「そりゃまた急だな、元生徒会長……どっかの備品が壊れたのか」
「ええ。ちょっと美術室のストーブが壊れちゃって」
「ふーん、そりゃまた大変だな、元生徒会長」
「ねえシロウ」
「どうした、元生徒会長」
「――――からかってる?」
「そんな事はないけどね、先輩」
ニヤリ、と笑って答えると、先輩は仕方ないなあ、と呆れたように笑った。
うん、まあ、先輩と会った時の恒例行事なのだけれど。
「で、どうかな……放課後手伝ってくれない?」

さて、どうしようか。

1.「ん――まあ、別に良いけど?」

2.「悪い。今日は糞親父から、客が来るから早く帰って来いって言われてるんだ」

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最終更新:2006年09月24日 18:23