523 名前: ミルクナイト ◆M14FoGRRQI [sage] 投稿日: 2006/11/01(水) 10:26:02
「おっ、チーズもらってくれるってか。嬉しいねー、そんじゃあこれは特別サービスだ」
ミルクナイトマスター一覧(偽のマスター含む)
原作でキャスターを召喚したある魔術師氏:????
間桐慎二:キャスターorバーサーカーの偽マスター?
イリヤ:アーチャーのマスター?
間桐臓硯:バーサーカーのマスター
衛宮士郎:????
間桐桜:キャスターのマスター
モハメド百世:????
カレイドルビー:????
リズ:アーチャーの偽マスター
バゼット:ランサーのマスター
セラ:アーチャーの偽マスター?
(並びは一日目朝の時点でへちょい順)
「以上十一名のマスターが参加している。これは正真正銘物語中の全部のマスターだ。
ゲスト藤村、何か質問あったら言ってみ」
「へちょいって何ですか?」
「えー、へちょいはへちょいだろー」
「いい大人はそんな言葉使わないわよ。美しい日本語を使いなさい」
「へちょいって普通に使うよなあ、ゆすちー?」
「え?」
「使うよな?」
「へちょいなんて普通使わないわよね?」
「え、えっとー」
「使うか使わんがどっちだゴルァ!チーズ食え!」←この道場で一番偉い人
「どっちが正しいか早く言いなさい、このババブルマ!」←二番目だけど底力はすごい人
「・・・あ、あのー質問があるっす」←パシリ
「「何?」」
「マスターの数多くないっすか?十一名ってサッカーかよ」
「いや、これで合ってるぞ真マスター七名に偽マスター四名、合計十一名」
「偽マスター多っ!えー、それでは本編の続きをお楽しみください」
「こらー、へちょい使うか使わないか答えろー!」
「ごまかすなガオー!」
524 名前: ミルクナイト ◆M14FoGRRQI [sage] 投稿日: 2006/11/01(水) 10:27:09
『というわけで二日目朝衛宮邸』
俺はただ見ているだけしかできなかった。タンクトップの進入者はこちらに向かって
蹴りを放つようにクルクルと回転しだした。目の前を右から左へヒザが通り過ぎていく。
一回、
二回、
三回、
そして三回転半回って赤いのに向かって足をピンと伸ばしとび蹴りを放つ。
グワラゴワゴワガキーン!
不意打ちに全く対応できず足と顔面の間に爆発のエフェクトを出現させ、その直後壁に
ぶっ飛びめり込む赤いの。
「ゲハァ!な・・・なんで、僕エミヤな・の・に・・・」
「おめーみたいな老けた高校生がいるか!」
どーやらこのでかいの、エミヤなる人物すなわち俺の外見についてある程度の情報は
持っているらしい。とか思ってると再びこっちへ向いて近づいてきた。
そしてこちらに人差し指を伸ばし、
「赤い頭、ダサイシャツ、小さくてそれなりに締まっている外見、そんで顔も高校生
ぐらい」
俺の特徴を一つ一つ指差し確認していく。
「そんで最後に―」
こちらの頭に顔を近づけ、臭いを嗅いでくる。フンガフンガという呼吸音が聞こえてきた。
「うはあ、酒くせえ。つーことは間違いねえらな。えっと、君がエミヤ君らね?」
「あ、あんたは?」
知らない人に名前を聞く時は自分からというのが礼儀である。
「あー、そうらね。んじゃ俺から自己紹介しますか。俺はランサーのサーヴァント、
バゼットさんのパートナーらよ。だからエミヤ君の味方ら。安心した?」
「ランサー・・・バゼットさん・・・」
俺の頭の中で昨日の教会での出来事が思い出される。
そういえばバゼットさんランサーを召喚したけど弱くて困っているという様な事を言って
いたな。しかし、彼のどこが弱いのだろうか?口から泡を吹き失神している赤いのや
部屋中の破壊された家具や壁を見ながら考える。もちろん出た結論はこうだ。
強いじゃんこいつ。
525 名前: ミルクナイト ◆M14FoGRRQI [sage] 投稿日: 2006/11/01(水) 10:27:59
ずしん、ずしん、ずしん。
玄関の方から何か重い足音が迫ってくる。今度は敵か?それとも味方か?
俺が恐怖に震えている間、足音は一定の速度でこっちに向かっている。
ずしん、ずしん、ずしん。
足音はこの部屋の目の前でぴたりと止まる。ゆっくりとフスマが開けられて何かが
入ってくる。
「ひぃ~~~~っ」
恐怖のあまり情けない声を出してしまった。朝飯を取っていたら間違いなく小か大を
漏らしていただろう。
フスマの向こうからやってくる巨大な何かは朝日に照らされその全貌を俺達に現した。
力なくだらりと垂れる舌。血に染まり赤味を増した衣装。その下で揺れる美乳様。
謎の巨体の正体は玄関から逃げた三人を肩に担いだバゼットさんだった。
すみません。俺昨日あなた達の事をへっぽこコンビだと思ってました。
「エミヤ君、怪我はありませんか?」
「えっと、縛られてるので手足がしびれてきました。他は大丈夫です」
「それじゃあロープを切りますから手足を動かさないでください」
はらりはらりとロープが舞う。バゼットさんの見事な刃物さばきによって手足が自由に
なった。ただし、刃物といっても手刀つまりチョップである。どんだけすごいんだあんた。
その後俺とバゼットさん達の間でいくつかの会話があった。
俺がまだサーヴァントを呼んでいない事や、バゼットさんが紙袋の中に入れた携帯電話
にはGPSが付いていてそれでお互いの場所が分かる事や、同盟の確認とか。
もちろんバゼットさんとの同盟には全面的に賛成した。今戦っても勝ち目ないし。
つーか、勝てる人いるのか?
そして、最後に俺から質問した。
【選択肢】
カトリイネ:そこでぶっ倒れている四人の処遇について。
カトリイヌ:なぜバゼットさんは俺にここまで優しいのか。
セバスチャン:今からサーヴァントを召喚してみようと思うので協力してもらいたい。
ランプキン:自分の実力を評価してもらいたい。
投票結果
最終更新:2006年11月05日 19:12