466 名前: 381 ◆3WmQZKDzxM [sage] 投稿日: 2006/04/12(水) 00:08:07

「今から寝直すにしても中途半端だな・・・・・・」
少し考えると、散歩にでも行くかな、と呟き支度を始めた。
………
……

「…寒いと思ったら雪が降ってたのか。」
その言葉通り、黒く淀んだ空からは白銀の結晶がはらはらと舞い降りてきていた。
一瞬、散歩を止めようかとも考えたが寒気で完全に目が覚めたため、今更二度寝を慣行する気も起きない。かといって他にすることも無い。
「ま、この冬初めての雪を眺めながらの散歩も良いか・・・」
そう呟き歩き出す。
何処を目指す訳でも無く、空を眺めながらのアルク。
そして暫く歩いていると、見慣れた場所に出た。
そこは彼が通う学校だった。
「ありゃ、こんな時間に来ても意味無いのに・・・・・・何やってんだ、俺」
まだ、日が上るまで幾分か時間がある。そんな時間に空いている分けもなく。
そこで彼の心に一寸した悪戯心が生まれた。
「・・・入ってみるか。」
そう言い、門に足をかけ軽やかに乗り越え侵入する。
幾度と無く通ってきた校舎に、時間帯による変化など有ろう筈も無いのだが、人が居ない早朝、否、まだ深夜と言って良いほどの時間帯、それは彼の心を変えていた。
それは誰にでも有る冒険心。それが彼を動かしたのかもしれない。
それとも、この校舎に有る未知の何かが彼を引き付けたのだろうか。
だが、開いていた窓から侵入してみてもあるのは暗いだけの見慣れた校舎だけだった。
「当たり前か」
そう漏らし、期待はしていなかっただろうが、やはりどこと無く残念そうだった。
「仕方ない、晴れた様だし帰るか」
そして時計をみるとそろそろ太陽が昇る時間になろうとしていた。
そして少し考えた後、天井を見上げる。
「このまま、何も無いのは酌だし日ノ出くらい見て帰るか。」
そして屋上へと歩き出した。
階段を登り屋上へと繋がる鉄の扉を開くとそこには・・・・・・

壱.密かに憧れていた遠坂凛が居た※数合わせの選択肢
弐.黄金の髪に太陽の光を纏わせた美しき少女が居た※本命
参.チェ・ホンマンより巨大で曙より重そうな、まるで岩石と見間違うような大男が口から湯気を吐きながらいた(;゚Д゚)※デットエンドへの振りなのか!?

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最終更新:2006年11月08日 01:32