941 名前: ミルクナイト ◆M14FoGRRQI [sage] 投稿日: 2007/03/22(木) 12:14:43
サーヴァントの召喚というのは監督役の届けた箱を開ける事を意味していたんだよ!!
な、何だってー!
いや、そんなはずはない。普通召喚と言えば自力でやるものである。
でも、バゼットさんもバカのルビーもモハメドもこうやって送られた木箱を開けて
参加したのかもしれない。うーむ、どっちが正しいのだろう?
よし、ここは召喚された経験者に聞いてみよう。
「なあ、サーヴァントって皆こういう風にマスターの家に届けられるものなのか?」
俺はすぐ横にいたルビーに正解を確認する。
「いいえ、こんな例は貴方が初めてじゃないかしら」
「だよなあ・・・。ま、いいや。とりあえず開けてしまおう」
「いいの?」
「いいんだよ。俺に届いた荷物を俺が開けるのは自由だろ?」
迷うことなく木箱の蓋に爪を立てて封となっているガムテープを全部剥がしていく。
バゼットさんが帰ってくるまで待つとか、
隣にいるルビーにもっと相談するとか、
怪しいから開けないという選択肢など俺には存在しない。
これまで言峰神父が与えてくれた物・情報・人、その全てが俺の危機を幾度となく救って
くれた。ならば今回のこれもぜひとも頂いておかねばならない。
最後のガムテープを剥がし、蓋をゆっくりと持ち上げながら覗き込む。
――――――中の人物と目が合った。
『違う』
長く伸ばした黒髪、白い着物と黒い袴、腰に差した白鞘の仕込み刀、見た目こそ
幕末から明治初期に多数存在したいわゆる浪人風の男だったが、男から発せられる
雰囲気は人間のそれとは明らかに『違って』いた。
アサシンとランサーには悪いが、二人から感じたイメージはせいぜい『超達人』とか
『人の皮を被ったシロクマ』といったもので(それでも俺にとっては十分な脅威だったが)、
この男の『違い』はそれのさらに先にあるものだと感じた。
言うならばそれは『神秘』。
とても具体的なイメージにはできないが他の全てを圧倒する絶対的な力。
「問おう」
男から初めて声が発せられる。割と普通の声だった。
「問おう、お主が衛宮士郎で間違いないでござるな?」
【選択肢】
A:「あ、ああ。俺が衛宮士郎だ」
ミルク!イェーイ!カオス!イェーイ!ハボリム!イェーイ!:「チェンジ」中身が美少女じゃなかったのでそのまま蓋を閉じた。
投票結果
- A 5 決定
- ミルク!イェーイ!カオス!イェーイ!ハボリム!イェーイ! 3
最終更新:2007年03月23日 04:28