399 名前: ミルクナイト ◆M14FoGRRQI [sage] 投稿日: 2007/04/21(土) 13:28:58
凄まじい恐怖によって俺は正気に戻った!!
ずばり言おう、この状況はとても不味い。
家の壁をボコボコ壊してしまうような奴らが俺と藤ねえを睨みつけているのである。
こいつらが次の瞬間にも襲い掛かってくるかもしれないことは朝食後の出来事で証明
済みだ。
もうだめだ、皆を落ち着かせる気のきいた言葉が思い浮かばない。
恐ろしい表情で睨みつけられて恐怖で体がすくんで何もできない。
このままでは俺の体も壁のようにボコボコに壊されてしまう。
ざんねん!おれのぼうけんはここでおわって―、
終わってたまるかー!!
そうだ、京都に行こう。
説得も力でねじ伏せるのも無理ならば生き残る手段はもう逃走する事しか残されていない。
正義とかハーレムとか女装とか言ってる場合じゃあない。生き延びてこその理想だ。
この家から逃げ、この町から逃げ、京都辺りまで逃げ切れば参加者達も俺を狙う事なく
互いに潰しあってくれるだろう。
参加したばかりの頃は聖杯戦争で一般人に被害がでるのは我慢ならないと思っていた。
,.. _ 、__ 、、
}ミ ェェ〉 ェェ`jj;t、
ゞ} <..,. , ,リ;;< そんなふうに考えていた時期が
'心 ゙三'' ,ィ:`{´ 俺にもありました
しかし、よく考えると皆と実力の差が大きすぎる俺が頑張った所でその被害が減るとは
思えない。
それに、そういった一般人への被害は俺がいなくてもここにいる俺以外のマスターが
防いでくれるはずだ。なんせ、カレイドルビーは今までこの町を守ってきたヒーローだし、
バゼットさんは審判役の言峰神父の忠実な部下みたいなものだ。
これからの行動は決定した。よし逃げよう、さあ逃げよう、この悪夢のような現実から
逃げ出そう。楽してズルして優勝なんて甘い考えは捨て去り、戦争が始まる夜更けまで
に電車で京都まで行ってほとぼりが冷めるまで隠れていよう。
目蓋を下ろし俺を縛り付ける視線をシャットアウトする。一回深呼吸した後にゆっくりと
立ち上がり全身の筋肉が走れる状態にあるかを確認する。
…よし、大丈夫異常なし、朝から顔面や後頭部を殴られたダメージで多少立ちくらみが
したが、手も足もちゃんと動く。
【選択肢】変な選択肢が選ばれたのでデッドエンドあり。覚悟せよ。
「俺の名は真田」「倉石」「野村」「千葉」「軍隊格闘術!」:目を閉じたまま玄関まで一気に
駆け抜ける。
ブルーマウンテンの配達なのよ~:トイレに向かう様に自然に廊下へと向かい足音を
立てずにそーっと逃げ出す。
死刑囚は火達磨になると当分タバコはいらなくなる:ランサーが直した壁にタックル!!
こいつらはクソったれ純にあほのオリバ・・・それにプッツンオーガだ:玄関の鍵を閉めに行
く演技で外へ抜け出す。
こいつに果糖水を食わせてやりたいんですが、かまいませんね!!:いや、逃げない。
ここに藤ねえを置いていく事は出来ない。
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最終更新:2007年04月21日 23:00