442 名前: ミルクナイト ◆M14FoGRRQI [sage] 投稿日: 2007/04/30(月) 11:45:22

言峰神父は赤いのをじろりと睨みつけると俺や藤ねえには目もくれず赤いのに
ズンズンと歩み寄っていった。
そしてお互いに手足の届く距離で立ち止まった次の瞬間、

「私のターン!」
そう言っていきなり赤いのの胸に向かって前蹴りを放った。
前蹴りのタイミングの絶妙さ、そしてなによりそのキレやフォームは推定40歳前後とは
思えない程美しかった。思わずこの神父通信空手でもやっているのだろうかとか考えて
しまう俺。もちろん赤いのは身構える事もできずに壁まで飛ばされた。

しかし言峰神父のターンはまだ終わってはいなかった。
「マジックカード変身薬ギルギルンガー使用」
ダウン中の赤いのに向かって再度歩み寄りながら言峰神父は液体の入った瓶を取り出した。
瓶の中身を一口飲み、ぷはぁと息を吐く神父。変身薬の名の通り言峰神父の姿は既に
変化を始めていた。

しゅるしゅるという音をたて髪の毛が縮んでいく。同時に顔の肉が引き締まっていき
まるで十年程若返ったかの様だ。まさにザ・New神父!

「超監督言峰は密偵言峰に変身。攻撃力200アップ」
上着を脱ぎ捨てて、サイドチェスト(ボディビルにおける基本ポージングの一つ。
両手を腰と胸元の中間におき、左右一方の胸と肩の筋肉をアピールする)で裸の上半身を
見せ付ける。その身は鋼で出来ていた。執事と神父は実は実力者であるという法則は
言峰神父にもしっかり働いている様であり、どこまでが鍛錬でどこまでが先程の薬物に
よるものかは俺には判別がつかないが、あんな体で殴られたらすごく痛そうだ。

「プレイヤーにダイレクトアタック!」
「ぷげっ!」
みぞおちにアッパーをもらい背中を壁でこすりながら赤いのの体が上昇していく。
「次も私のターン!」
「ぷげらっ!」
言峰神父の猛ラッシュで壁に固定されて身動き一つとれずに赤いのにダメージが蓄積
されていく。
「さらに私のターン!」
「ぷげらっちょ!」
「もひとつ私のターン!」
「マハプゲラギ!」
「まだ私のターン!」
「プゲラ首相!」
「次も私のターン!」
「プゲラノドン!」
「たぶん私のターン!」
「すいません。もう勘弁してください」
「お前のターンだが私のターン!」
「いたいよー」
「ずっと私のターン!」
「しぬーたすけてー」
【選択肢】
百錬自得:おもろいのでもう少し観察していよう。
才気煥発:綺礼!もうやめて!赤いののBPはとっくにゼロよ!
天衣無縫:赤いのに対する恨みはあんただけのものじゃない。俺も加勢するぜ!
悪魔赤也:朝からなにも食べてないので今のうちにラーメンでも作るか。
焼肉奉行:言峰神父の脱ぎ捨てた上着から変身薬をいただくでござるよゲヒヒヒ。

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最終更新:2007年05月02日 00:04