317 名前: ミルクナイト ◆M14FoGRRQI [sage] 投稿日: 2007/06/26(火) 22:49:04
お尻を持ち上げて肉の正体をまじまじと確認する。
「藤村スキャーン!!」
見た目の性別:女、人種:不明、年齢:私と同じぐらい、体型:負けた、
服装:拘束具を連想させる黒いピチピチのボディコンあーんど黒のアイマスク、
総合評価:変態指数トリプルAの危険人物と判断。アラート!アラート!
「んにゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
「ああっ、いかないでっ、てゆーか引かないでくださいっ。待ってー!」
待ってたまるかこの変態め。こちとら人の尻の間に鼻を突っ込んでハアハアいっている
変態と付き合う趣味はねえのである。
悲鳴と共に走り出す私。もちろん三途の川とは逆の方向である。チクショー、魔法少女
といい中身ゴリラなヅカ系といい見た目ゴリラなゴリラといい人外なストーカーといい
魔法少女二号といい突然女装する弟といいどうして今日私の周りにこんなにも変態が
集まるのよ!!
これはきっと言峰神父からもらったモハメドぐるみの呪いね。ギギギ、なんてこったい。
正体が隠せて防御力も抜群なあの着ぐるみにこんな欠点があったとはー!!
などどランナーズハイで思考があらぬ方向に向いていたら、後ろから何か細長い物が
飛んできて私の首に巻きついた。
「ぐげぇ!!」
「逃げないでください、私はあなたの味方です」
「し、死ぬー!首しまってる、しまってるから!!」
私の首に巻きつけた鎖を人間離れした怪力で引き、私をあっという間にたぐり寄せていく
変態女。
「さて、と」
私は観念して彼女の話を聞く事にした。この変態から逃げても地獄付き合っても地獄、
同じ地獄なら聞かなきゃソンソンでしょ。
「えーと、とりあえずあなたは一体誰なのですかな?さっき味方といってたけど」
「私は虎竹刀の精メヂューサ。この夢の世界にてあなたを助ける存在です」
「夢の世界?じゃあ私別に臨死体験しているわけじゃないんだ」
「はい、現在大河さんは心身ともに問題ナッシン。背負い投げにちょっと驚いて意識が
飛んでいるだけです。と言うわけで疑問があったら何でも聞いてください」
あー、そっかー夢の世界かー、そうと分かればちょっと安心してきた。
【選択肢】レッツ質問ターイム
決:「早く目を覚ましてハンバーガーを食べたいのですが」
死:「とりあえず本物のメヂューサに謝れやボケー」
隊:「それじゃあせっかくだから質問しますけど、私今ヤクザより数倍ヤバイ連中に
囲まれて着ぐるみの上から殴られるわ家を破壊されるわで散々ですがこれからも
こんな状況が続いたりするんでしょーか?」
投票結果
最終更新:2007年06月27日 21:02