503 名前: ミルクナイト ◆M14FoGRRQI [sage] 投稿日: 2007/07/09(月) 16:13:44
「こういうものはね、本当は人前で見せちゃあいけないんだ」
数年前、まだ元気だった切嗣さんが私の前で魔術をして見せた時の言葉である。
その足元に倒れふしているのは私達を狙いにきたヤクザ、鉄砲玉と俗に呼ばれるそいつ
らは全部で40人ぐらいはいたと思う。対する私達は二人、我がじいちゃん藤村雷画と
祖父孫水いらずでお買い物していた所を襲撃されまさに絶体絶命のピンチだった。
切嗣さんが来てくれなかったら、そしてこの時魔術というものに触れることが
なかったら私はどうなっていたのだろうか。
多分、自力でヤクザを全員ブッ倒し、その後聖杯戦争にも気付かず普通に教師をしていた
のだろう。
ちなみにじいちゃんは私と違い切嗣さんの魔術を見てもそんなには驚いてなかったらしい。
何でも冬木は龍脈だか霊脈だかの関係でオカルト的な事件が多発しており、じいちゃん
の知り合いのアウトローな方々の中にはその道に詳しい人が何人かいたのだ。
後日、じいちゃんの紹介でその人達の一人に会ってみると彼は自分達が魔術師であると
言い、そしてその日から私は祖父黙認の下魔術の修行を始めたのである。
とはいえ、大学受験や教職試験や昇段試験の勉強の間に学べる事は限られていた。
今まで士郎の魔術行使(切嗣さんったら私には魔術は隠匿しろっていったのにー)を
遠目で覗き見ていたのにその方法が危険な事に気付けなかった事や今日の戦い等から
相対的に判断すると、私は知識の面でも技術の面でもかなりバゼットさん達に劣って
いるのだろう。
しかし、まあ、なんだねえ、何でちゃんと私は魔術師だと説明したのにまだ疑いの眼差し
を向けられているのだろうか?特に赤い服の男女二人なんかはヒソヒソ声で、
「えー、マジ藤村先生が魔術師―?」
「藤村が許されるのはサブキャラまでだよねー!?」
「キモーイ」
「キャハハハハー!」
とか言っちゃたり。そこー、殺すぞー?とゆーか、あんたら私がモハメド百世と
名乗っていた時は魔術師だと思ってはいた雰囲気だったのに何なのよその
手のひら返し方は。
まあ色々ありましたが、私の正体についてはある程度納得してもらい敵ではないとは
思ってもらえたみたいである、まる。
【選択肢】次のイベントを選んでください。
インパルス:超監督言峰愛の劇場~ギルギルンガーは危険な香り
セイバー:超監督言峰愛の劇場~セイバーよ君の名は
デスティニー:バゼット愛の劇場~脱げ藤村大河・疑惑は終わらない
デストロイ:バゼット愛の劇場~士郎子矯正戦力化計画
ストライクフリーダム:カレイド愛の劇場~金払え藤村大河
投票結果
最終更新:2007年07月14日 01:50