627 名前: ミルクナイト ◆M14FoGRRQI [sage] 投稿日: 2007/07/17(火) 14:43:55

言峰神父との関係及び士郎との関係を話し終えたのだが、いまだ一人疑っている人物が
いた。もちろんその名はバゼット・フラガ・マクレミッツ。

「藤村さん、貴方が衛宮士郎の保護者である事も正体を隠していた理由も理解できます」
「うんうん。それじゃあ―」
「ですが、まだ完全に信用する事はできません。貴方が本当にライダーのマスターで
サーヴァントを隠し持っていて何かを狙っているという可能性は消えていません」

職業病なのだろうか、バゼットさんはすげー疑り深い人であった。
確かに初対面の相手からしてみれば今の私は信用されなくてもしかたないのかもしれない。
むしろこの時点で警戒が解けた表情を見せているカレイド組とかの方が油断しすぎのよう
にも思えてくる。

しかし、私は昔も今もライダーのマスターというものになった事なぞこれっぽっちも
ありはしねえ。
モハメド百世という名前、エジプトから来た魔術師という肩書き、遠坂さんに
サーヴァントが秒殺された事、これらの発言はみーんなただのでっちあげなのだ。
もちろんその辺はバゼットさんも分かってはいるのだろう。その上で完全には信用
できないと彼女は言っているのだ。
ならば言葉での説得はもう通用しない。信頼を勝ち取るためには体を張らねば。

「えーつまりバゼットさんはこう言いたいわけですね?現状でマスターでない証拠を
示せと」
「…はい」

少しの思考の後バゼットさんはこれから私のやろうとしている事を理解した。
襖を開けて二人で他の人達を部屋の外へ追いやる。

「はいはーい、お前ら出てけでてけー。んじゃ士郎、お姉ちゃんちょっと身の潔白
証明してくるわ」
「ん?わかった。無理はすんなよ」

顔を赤くするでもなく普通に部屋を出て行く士郎。
どうやらこれから私がバゼットさんの前でストリップショーをやるという事に全く
気付いていない様子。その朴念仁ぶりに涙が止まりません。

「じゃ、始めますか」
「はい、始めましょう」

628 名前: ミルクナイト ◆M14FoGRRQI [sage] 投稿日: 2007/07/17(火) 14:44:44

士郎を含む全員が部屋から出て行ってから五分、

「藤村さんすみませんでしたぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」
「バ、バゼットさん顔上げてください!私気にしてませんから!」

脱いだ着ぐるみの上に服も下着もたたんで積み重ね完全にスポンポーンになった私は
額から煙が出るほどの勢いで土下座をするバゼットさんを落ち着かせようとしていた。

私の体には当然令呪などなく、バゼットさんが私の全身に解呪系統の魔術を使用し、
隠されたものを見ようとしても、見つかったのは数時間前着ぐるみの上から刻まれた
握り拳大のアザ十数個のみ、もちろんバゼットさんあなたを犯人です。

「私は嫁入り前のしかも無実の女性に何てことをしてしまったのか!こうなったら、
もうこうするしかありません!!」

スポポポーン。
小さく跳躍し、着地までの間に全ての服を部屋の四方に投げ捨てるバゼットさん。
全裸でアザだらけの東洋人女性と全裸で涙目の西洋人女性が向き合うという
それなんてエロゲなしちゅえいしょんになってしまった。

「さあ、私のフラガラックを好きなだけアンサラーしてください!」
「い、いや私のアザなんて着ぐるみの上からのパンチだったからほっとけば数日で直るし、
私でも魔術使えばもう一回隠し直す事できるし、ってゆーかフラガなんとかを
アンサラーとか英語以外の外国語で言われてもちょっと困ると言いますか―」

ここで私はバゼットさんの横を抜け廊下に続く襖に手を掛ける。
こんだけ大きい声で今二人とも裸ですよ的ニュアンスで喋っていれば確実に何人かは
この襖の裏で聞き耳を立てているに違いあるまい。

一気に襖を引っ張る。男共が雪崩のように部屋内に崩れ落ちてきてドタバタの中
バゼットさんは笑顔を取り戻す―という展開のはずだったのだが、


「・・・誰もいねーのである」
「えー!」

私達の裸に興味がないとでも言うのだろうか、誰も聞き耳など立てておらず、
襖の音が空しく響いただけだった。でも不幸中の幸いかバゼットさんは復活、
不満がショックを上回ったみたいである。

「おーい、しろー、どこー?」
「言峰ー、今なら覗き放題ですよー?」
「藤ねえー、そっちはもう終わったのかー?」

返事は庭の方から聞こえてきた。あいつら私達のヌードイベントをスルーして一体
外で何をやっておるのだろうか。

【選択肢】なにげにパワーうぷイベント。
魔:バカが士郎の大事な所を指で・・・。
知:モジャが士郎の体液をすくい取り・・・。
速:アホが士郎の腰をロープで縛り・・・。
運:ロン毛が秘所を指し示し・・・。
器:クールが棒状の物を士郎に・・・。
笑:クソが士郎のスカートの中に頭を突っ込み・・・。

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最終更新:2007年07月19日 04:06