650 名前: はじめてのさーう゛ぁんと(仮) ◆XksB4AwhxU 投稿日: 2007/07/18(水) 21:47:17
見る:ステータス情報を見ます。
【CLASS】アーチャー
【マスター】間桐 慎二
【真名】??
【性別】男
【身長】185cm
【体重】65kg
【属性】中立・悪
【ステータス】筋力 B 耐久 B 敏捷 B 魔力 C 幸運 A+ 宝具 ??
【能力】
対魔力:D
一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
魔力避けのアミュレット程度の対魔力。
単独行動:B
マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。
ランクBならば、マスターを失っても二日間現界可能。
【保有スキル】
壁面接地:A
壁に対して、落ちることなく立つ能力。Aならば、天井にも立つことが可能で、半日はその状態を保てる。
また、自分に有利な足場を確保する能力でもある。Aならば、どのような地形でも足を取られることなく、攻撃が可能。
カリスマ:E
街中で通り過ぎたとき、10人中1~2人が振り返る程度。
女ったらし:A
敵が女性だった場合、幸運を除く全ステータスが1~2ランク下がる。
【宝具】
??
【特記事項】
サーヴァントのくせに、生意気なやつだ。許せない。
【CLASS】わかめ~いけいけパッション2007~
【マスター】O☆MA☆E
【真名】わかめ
【身長】わかめ3枚分
【体重】わかめ625枚分
【属性】混沌・中庸
【ステータス】筋力 E 耐久 E 敏捷 E 魔力 - 幸運 B 宝具 D
【能力】
対魔力:A++
どんな魔術もHEAD-CHA-LA☆避けたり再生したり自爆したりして、ありとあらゆる魔術を無効化だ・ZE☆
だけど、魔法と暴力と塩には弱いみたい。だって、WAWAWA・WAKAMEだから♪
【保有スキル】
カリスマ:E
街中で通り過ぎたとき、10人中1~2人が振り返る程度。
女ったらし:B
敵が女性だった場合、幸運を除く全ステータスが1ランク下がる。(ただし、相手が自分に反抗的だった場合無効。強気に出る・ZE★)
【宝具】
増殖若布〈〈ドリームパッション〉〉: E
種別 ?? レンジ - 最大補足 ??
髪の毛が伸びる。
煌めく純白のブリーフ〈〈ブリーフ・スプラッシュ〉〉: D
種別 対軍宝具 レンジ 1~35 最大補足 5人
ブリーフを弾丸のように放射する。一つあたりの攻撃力は低いが、数と精神的衝撃で攻める。
最大射程は半径20メートルとかそうじゃないとか。
【特記事項】
僕格好良い。僕強い。僕偉い。僕魔術師。僕マーヴェラス。僕ファンタスティック。僕すごい。僕さぁ、ボクサーなんだなんちゃっ・TE☆
~~~↓ここから、作者の言い訳~~~
ごめんなさい。>>610の書き込みを見て、『サーヴァントのステータス表はマスターによって違う』という設定を思い出しました。期待していたらごめんなさい。エミヤン基準でごめんなさい。むしろ『ぼくのかんがえたサーヴァント』のコピペでごめんなさい。
お詫びに、>>613のワカメのステータスを載せます。
~~~↑ここまで~~~
651 名前: はじめてのさーう゛ぁんと(仮) ◆XksB4AwhxU 投稿日: 2007/07/18(水) 21:50:50
騎兵:ボディスーツの女性だった。
ナイスバディ子さんでした。
「ちょっと、俺と楽しいことしない?」
ナイスバディ子さんの主に胸と腿に視線を注ぎながら言う。
「…………」
しかし、ナイスバディ子さんは、冷ややかな視線で――軍用ゴーグルのようなもので目を覆っていたが――こちらを見るのみ。
「どうした、ライダー。何か用か?」
「……! 敵〈〈ライダー〉〉!!?」
唐突な――あまりにも唐突すぎる敵サーヴァントの登場に、俺は遅らばせながら身構える。
「ん? ああ、そう構えるなよアーチャー。彼女『も』僕のサーヴァントさ」
「サーヴァントを二人……?!」
(アンサラーちゃん、こういうのもありなのか?)
心の中で問い掛ける。だけど、いつまで経ってもアンサラーちゃんからの返事はなかった。
「私には用はありません。マスターの意向に従ったまでです」
俺の驚きを余所に、ライダーさんはクソガキに話し掛ける。
「僕の? ……ああ、もうこんな時間なのか。そろそろ行こうか」
クソガキは左手の腕時計を確認して、薄暗い部屋の中、唯一ある上り階段へと向かった。
ライダーさんも、従うようにクソガキの二歩後ろを歩いて行く。
「おいおい、これから二人でお楽しみかよ」
全く、危機感のないマスター様もいたもんだ。
「うん? ……あぁ、そうか。んー……」
クソガキは、俺を遠慮なしにじろじろ眺めて、何やら唸っている。
「うん。身長はあるし、顔も僕に劣るとは言え良い方だ。コンビとしては良いかもな」
「ムカつくやつだな。シメっぞ」
「誉めてやってるんだ。素直に喜べよ」
調子に乗りだしたのか、先程から三割増しのムカつき具合だぜ! 噛み殺してぇ!!
「よし、決めた。お前も着いてこい。服は僕のを貸してやるから」
言うが早いが、クソガキは俺の腕を掴んでさっさと歩きだした。
652 名前: はじめてのさーう゛ぁんと(仮) ◆XksB4AwhxU 投稿日: 2007/07/18(水) 21:52:12
着いた先は、クソガキの部屋だった。
机と、座テーブルと、ベッドと、バカでかいクローゼット。それから、姿見。
一般的な学生の部屋だった。
「どれが良いかな……丈も袖も短くなるだろうし……あ。桜が間違って買ってきやがったLサイズがあるじゃないか。一応とっておいて正解だったな。あとは下か……」
部屋に着くなり、クソガキはクローゼットに顔を突っ込み、服を漁りだした。
「ほら、さっさと着替えろよ」
しばらくして、オレンジ色のフード付きパーカーと、薄いブルージーンズをこっちに放って、クソガキは出ていった。
「何だってんだ?」
そんなに俺のカッコが今一つか? と、部屋にある姿見を覗き込んで――。
――、…………。
絶句した。
記憶していた俺の姿と、違いすぎて。
髪の毛が、かなり長かった。セミロング――男の場合でもこう言って良いのか?――の黒髪。しかし、先の三分の一ぐらいは、くすんだオレンジ色に染められている。
顔が、かなり大人びていた。目付きは鋭く、顎は引き締まり、彫りが深くなっている。昔の名残は、相変わらずつけているピアスが5、6個。
背も伸びて、体もそれなりに鍛えられている。
服に至ってはデタラメも良いとこだ。表が明るいオレンジ色、裏が闇のような藍色、というリバーシブルのコート。藍色のスラックスに、白いTシャツ。Tシャツには、歪んだ逆十字が、赤で描かれていた。
「……マジかよ」
確かに、このカッコじゃあ着替えさせられるわな。つーかこんな服を選んだのは誰だ。俺か。ガッデム。
「着替えるか……」
俺は、クソガキから渡された服に着替えた。髪の毛を、コートのポケットに入っていたゴムで髪の毛をまとめると、何とか『見られる』カッコになった。
「よし、さっさと行くぞ」
部屋を出ると、クソガキとライダーさんが待っていた。
「ちょっと待ってくれ。一体どこに行くんだ?」
「あれ? 言ってなかったっけ。街だよ。ああ、ついでにお前にこの辺を案内してやるよ」
「何しに」
「聖杯戦争を勝ち残るために、ちょっとね」
クソガキは、「もういいだろ。時間がもったいない」とでも言うように、踵を返して歩きだした。
「何だってんだ……」
俺は、クソガキに聞こえないように悪態を吐いた。
だから、聞こえなかった。
「『食事』ですよ……」
ライダーさんの呟きが。
「どうだい、僕達とお茶しないかい?」
「断る。と言うか、どういうつもりだ間桐。お前は今日、体調不良で欠席ではなかったか?」
「いやぁ、美人の顔を見たらすっかり良くなったよ」
「そうか。その『美人』さんとやらは、どうやら良質の水を持っていたらしいな。――しなびた海藻がもどるぐらいの」
はっはっはっー、と。聞く者の心を締め付けるような笑いが起こる。
……クソガキが――ことここに至って、クソガキの名前が『マトウ』であることが分かった――街に出て最初にしたことは、ライダーさんとのデートでも俺の案内でもなく、ナンパだった。
そこまでは良いのだが、どうも、クソガキは声をかける相手を間違えたらしい。
一人は銀髪ロングの女子で、全体的に『きりり』とした印象を持っている。合格。
もう一人は栗色の髪をセミロングとロングの中間にした女子で、『ほにゃっ』とした空気が流れてる。合格。
だがこの二人、何と同じ学校の知り合いだったのだ! しかも、仲が悪い部類の。
さっさとターゲットを変えれば良いものの、クソガキのプライドか、食い下がってしまった。結果、引くに引けない状況に。
しかも、あのくどき方はいけない。あれじゃあ、最初から自分に好意を持った相手にしか通用しない。ナンパの極意とは、例え他人であっても、自分のことを『好き』と言わせるものだ。
……あ。逆ギレまで始めた。見てらんねぇや。
653 名前: はじめてのさーう゛ぁんと(仮) ◆XksB4AwhxU 投稿日: 2007/07/18(水) 21:57:14
「ナンパの七つ道具〈〈ミッション・エグゼキュート〉〉――第一印象〈〈ファーストステップ〉〉・心震言〈〈セカンドステップ〉〉――」
俺は、『宝具』を発動し、女子二人に近づいた。
「――マトウ、そこまでにしとけよ。お嬢さん達が困ってるだろ?」
そして、いきり立っているクソガキの肩を掴んで、下がらせた。
「――む?」
「あ――」
いきなり登場した大男に、銀髪眼鏡っ娘は眉をひそめ、栗色ほにゃっ娘は体をびくつかせた。俺は女子二人に笑いかける。
「いやぁ、ごめんね? 迷惑かけちゃったみたいで」
「いや……迷惑だったが、いつものことだし……しかし、助かりました」
そう言って、銀髪眼鏡っ娘は頭を軽く下げた。
「アーチャー!? どういうつもりだ!」
「どういうつもりも何も、見てられなかったんだよ」
ひょい、と肩をすくめておどけてみせる。
「弓使い〈〈アーチャー〉〉? 貴方の名前なのか?」
「いや、あだ名だよあだ名。弓道やってるから。本名はアーリヒクス・フルンディングって言うんだけど、長いし覚えにくいだろ?」
「弓道やってるんですか? 衛宮君と一緒ですね」
「エミヤ?」
「あ、ごめんなさい。私の……知り合いで、弓道が物凄くうまい人なんです」
「へぇ……まあ、俺はどことも知れぬ野郎の名前より、君達の名前が聞きたいな」
「む……失礼した。私は氷室 鐘と言う」
「わ、私は三枝 由紀香です」
「ふむふむ、鐘ちゃんに由紀香ちゃんね。よろしく!」
女子二人……銀髪眼鏡っ娘の鐘ちゃんと、栗色ほにゃっ娘の由紀香ちゃんと握手をする。
「ところで、名前からして外国の方とお見受けするが……こちらには観光か何かで?」
鐘ちゃんが、眼鏡をきらり、とさせて聞いてくる。おそらくはこの質問で、俺とクソガキとの関係を探ろうと言うのだろう。中々に狡猾。
「そんなに堅苦しくしなくていいよ。普通に話してOKだよ?
……まあ、前から日本には興味あったから、ほとんど家出同然で飛び出してきたんだよ。で、昨日たどり着いたは良いんだけど、資金が底を尽きちゃって。そんな時にマトウに助けてもらってさ。今日もこうして、学校を休んでまで街を案内してくれて、本当は良い奴なんだぜ?」
「そうだな。しかし、それは良い奴ではなく、馬鹿と言うのだよ」
違いない、と二人して笑う。由紀香ちゃんも控え目に笑っていた。
「あ、そうだ。良かったら、君達も街を案内してくれない?」
「え? でも……」
「充分なのではないか? そちらには間桐がいるだろう?」
「だ・か・ら! 着いてきてほしいの! ぶっちゃけ着いてきてください!!」
少し涙目になって、懇願してみる。しばらく熟考していた鐘ちゃんだったが、やがて由紀香ちゃんの方を見て、
「どうだろう? 私は構わないと思うのだが」
「う、うん。私も良いと思う」
「じゃあ決まり。行こうぜ☆」
俺は、二人の肩を失礼にならない程度に叩いて、歩き出した。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…………!!!!
後ろで、わかめが怒りで揺れていた。
「(お前……何をした!?)」
クソガキが、小声で怒鳴ると言う器用なことをかました。
「(何、ちょっと宝具をね)」
「(宝具だって? お前、どこの英霊だよ。アーリヒルト・フランベルだっけか?)」
「(ああ、それ、偽名ね)」
「(はあ!!?)」
「む? どうかしたか?」
「いやいや何でも~」
俺は笑いながら、スキップしそうな心持で街を歩いた。
「……なあ、由紀香」
「なに? 鐘ちゃん」
「私達、何かを忘れていないか?」
「私もそんな気がするんだけど……」
「「う~ん……」」
その頃、鐘ちゃんと由紀香ちゃんがいたあたりで。
「おーっす、鐘っちに由紀っちお待たせっていねぇえええぇぇ!!? どういうことだよ!? 二人でランデブーかよぉおおぉおぉぉぉおぉ???!」
黒豹が吠えていたとかいなかったとか。
ステータス情報が更新されました。
【第一群から一つ、第二群から一つ、選んでください】
【どちらかが先に決定したら、決定しなかった方の選択肢だけを選んでください】
第一群
見る:ステータス情報を見ます。
見ない:ステータス情報を見ません。
第二群
眼鏡:俺は、鐘ちゃんに案内してもらった。
ほにゃ:俺は、由紀香ちゃんに案内してもらった。
わかめ:――ふと気がつくと、路地裏にいた。
投票結果
最終更新:2007年07月19日 05:02